Vol.74 ただ単純に素直にクリスマスを楽しもう!『Wonderful Christmas Time / Paul McCartney』

公開日: : 最終更新日:2016/06/12 ANALYZE ,

Wonderful Christmas Time / Paul McCartney

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

11月を入って12月25日までいたるところでクリスマスソングを耳にしますよね!定番クリスマスソングを聴くと今年ももう終わりなんだなとしみじみしてしまいます。

皆さんは「これが私の1番のクリスマスソング!」という曲はありますでしょうか?

今回紹介するのはこの曲!

Paul McCartney & Wings – Wonderful Christmas Time

Wingsの名前が付いていますが、実際はPaulが一人で全部のパートを録音したソロシングルです。シンセサウンドを取り入れたエレクトロな1曲となっています。MVが楽しそう!

Paul McCartnyの歌声が心に染み渡りますね、僕はクリスマスソングはまずこの曲を取り上げたかった。

さて、どんな曲なのでしょうか?

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Wonderful Christmas Timeの歌詞について

歌詞を見ていきましょう!

The mood is right
The spirits up
We’re here tonight
And that’s enough
ムードが良いね
盛り上がってきたよ
今夜はみんなここにいる
それで十分じゃないか

Simply having a wonderful Christmas time
単純に楽しもうよ 素敵なクリスマスを

The party’s on
The feeling’s here
That only comes
This time of year
パーティが始まった
感じるよ
毎年この時期にくる特別な気分

まさしくSimply!シンプルにクリスマスを楽しもうよって歌詞になっていますね。1年間なんやかんやあったし、今も何かが起きているかもしれない。でも、クリスマスの今夜みんなここにいるんだからそれでいいじゃないか!楽しもうよクリスマスを!!そんなメッセージが込められていますね。

The word is out
About the town
To lift a glass
Ahhh don’t look down
どんどん広まって
街はクリスマスのことばかり
グラスを掲げて
あぁ 顔をあげなよ

The choir of children sing their song
They practiced all year long
聖歌隊の子供達の歌
みんな1年間練習してきた

Simply having a wonderful Christmas time
単純に楽しもうよ 素敵なクリスマスを

ここの部分はクリスマスの夜が来るまでの日々を歌っています。クリスマスが来るよってだけでなんだか幸せだね!そんな風に歌っている気がします。

去年のクリスマスを思い出して、今年も素敵な夜になるといいなと想像するだけで楽しくなりますよね。そんな気持ちにさせてくれる1曲です。

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Wonderful Christmas Timeのコード進行について

ヴァースとコーラス部分の2つを見ていきましょう!

ヴァース 譜面で
wc1

キーエディターで
wc2

キーはBメジャーなので、ⅠM7→Ⅳ/Ⅰ→Ⅴ/Ⅰ→Ⅰとなります。ベースがずっと変わらずⅠのBのままですね!コードBを弾いたまま上の伴奏がどんどん変化していくとも考えられます。最初のコードもBM7と書いてありますが、弾く時のイメージはD#m/Bの方ですね。

低音が同じ音で固定されたままコードが変化していく、この手法を「ペダル・ポイント」と呼びます。また、低音部で持続して鳴り続ける音を「ペダル・トーン」と呼びます。この4小節はペダル・ポイントで、ペダル・トーンはBだよってことになります。

このペダル・ポイントを使うことで情景が徐々に広がっていくような印象を与えることができます。人から人へ、じんわりじんわりと幸せムードが伝わって街中がクリスマスの幸せムードに染まる、そんな情景をペダル・ポイントで表現していると感じます。

トップノートもA#→B→C#→D#と上昇していて、どんどん明るくなっていく様がよく表現されていますよね!

続いてコーラス部分 譜面で
wc3

キーエディターで
wc4

Ⅱm→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵの後にⅣ→♭Ⅶ→Ⅰとなっています。メジャーコードと強進行ばかりの力強く明るいコード進行ですね!唯一の借用はAのみ、これは同主調のBマイナーからの借用和音になります。通常ならE→F#→BとやりたいところをAを持ってくるところが洒落ていますね。

素直なコード進行を続けてきたので最後の最後でちょっと借用で一癖つける、そんなやり方です。そこを踏まえてもシンプルな構造になっているので、作曲に取り入れてみてはどうでしょうか?

最後に

Tuxedoもこの曲をカヴァーしてますよ!

Tuxedo – Wonderful Christmastime

ディスコリバイバルなサウンドに色付けされてはいますが、アレンジは結構原曲に近いですよね?それはやはり当時のPaulのアレンジが新しいものだったからだと思います。原曲もTuxedoカヴァーも良いですね!

GANO

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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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