当ブログとコード進行パターン表でのディグリーネームについて。このままでいきますね!

公開日: : 作詞作曲法

ディグリーネームはどれが正しい?

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

先日、このようなお問い合わせが来ました。

ディグリー名Ⅵ というのはメジャー、マイナーにかかわらず常に長6度を意味し、bⅥというのが常に短6度を意味するのではないでしょうか。

実際にはもっと多くの文章で問い合わせ主さんとやりとりをさせていただいたのですが、軸はこの部分ですね。

ざっくり言うと、ディグリーネーム(ディグリー表記)が間違っていない? ってことですね。

ディグリーネームとは、キーに関係なくスケール内での位置でコードを表すことができる、ローマ数字のことです。

当ブログや、僕が別で運営している「コード進行パターン表」では、このような書き方をしているんです。

メジャーとマイナーの2つ、調号がつかないCメジャーとAマイナーがわかりやすいので並べています。

僕はこれが正しいと思って高校生の時からやってきたし、今回初めてご指摘を受けてビックリしました!

ディグリーネームでググってみます

『ディグリーネーム』でググってみた結果がこちら。

一番上は知恵袋なので飛ばしまして、2番目の『8monji-guitar.com』さんの記事を読んでみます。

ナチュラルマイナースケールの画像を見ますと、ⅢとⅥとⅦにしっかりフラットが付いていますね。

続きましてDTMerの駆け込み寺『sleepfreaks』さん。

ナチュラルマイナースケール、しっかりⅢとⅥとⅦにフラットが付いていますね。付いている理由も細かく書かれています。

最後にエレキベースに特化したサイト『ベースの初心者』さん。

フラット付いていますね。

検索上位のサイトや、僕が昔買った音楽理論の入門書的なものにもフラットが付いていました。

じゃあ僕が今まで書いてきたディグリーネームはすべて間違い??

困る。すべての記事と画像を書き直さなければ。

そもそもこれは間違いなのでしょうか?

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ディグリーネームは様々な解釈がある

僕は高校生のとき、洗足学園大学という学校が運営している『洗足オンラインスクール・オブ・ミュージック』というサイトで勉強をしていました。

レッスンに通うお金がない僕にとってかなり力になったサイトです。おすすめ。

ここではコード進行法の説明に、ディグリーネームを紹介しています。

ここではハーモニックマイナースケール(第7音がシャープする)が基準とされ、ⅢとⅥとⅦにフラットは付いていません。

注意書きに「クラシックの和声学の和音記号とは表記が異なります」とも書いてありますね。

音大が出しているサイトも表記の仕方が違うんです。

そして僕自身、作曲家の家で個人レッスンを2年ほど受けていたのですが、1度もディグリーネームについて指摘を受けたことはありませんでした。

以前通っていた専門学校でも言われたことがないんですね。

今一度、『sleepfreaks』さんのサイトを見てみます。

この状態(bがなかったり)でも表記されているものもありますが、当講座では、他のスケール、ダイアトニックコードとの違いの意識や後々のテクニックのために「b」をつけて進めていきます。

『ベースの初心者』さんのサイトでもこう書かれています。

マイナーキーのディグリーネームになると、上記の3つに♭が付きます。この♭は約束的なことで、ディグリーネームの基準はメジャースケール、という考えがある為です。ディグリーネームの♭がややこしく思えたら、無くして考えてもいいでしょう。

ここではフラットを付けた書き方をするよ〜だったり、分かりづらいならフラット無くして考えても良いよ〜って書かれています。

ディグリーネームの解釈は1つじゃない

つまりは、何通りかディグリーネームの表記方法があるってことなんですよね。

お問い合わせ主さんの考え方(この意見が大半を占めると思うのですが)、マイナースケールでのディグリーネームはトニックからの距離を表しているよという考え方がありますね。

なるほどです。納得です。

似てるけどちょっと違う意見として、同主調のメジャースケールから相対的に表記するという考え方。

CマイナーはCメジャーから考えると調号に3つフラットが付くのだから、ディグリーネームのⅢとⅥとⅦにもフラットがつくよね。という考え方。

これも納得です。

そして僕が教わってきた考え方。マイナースケール固有のものとしてディグリーネームは付けるから、フラットはわざわざ付けないよ。という考え方。

メジャースケールありきでマイナースケールを考えるのはマイナースケールがかわいそう! みたいに僕は思ってます。

細かくいくともっと多くの考え方がありますよね。

どれも間違いではない。今まで多くの方が僕のサイトを覗いてくれて、そして突っ込まないでいてくれたのは、このように様々な考え方があるからだったのではないでしょうか?

結論、変更せずフラットなしのままいきます

これを踏まえて、一番広まっているであろうⅢとⅥとⅦにフラットが付くディグリーネームにするか考えました。

結論から言いますと、変更はしません!

・相対的なものより絶対的なものであって欲しい

メジャースケールありきのマイナースケールなんて、悲しいじゃない。マイナーはマイナーで考えましょうよ。という考えが僕は好きです。

主音からの距離も絶対的だとは思いますが、トニックからの距離で認識するのも僕は好きじゃないですね。

・可読性を考えると今のままの方が読みやすい

これは、すでにディグリーネームを使い慣れてきた人には言えないのですが。

Aマイナースケールってシャープもフラットも付かないのに、コードCが♭Ⅲって読みづらいと感じてしまうんですよね。

スケールがまずあって、そこから♭なのか♯なのかで考えた方が読みやすいと感じています。

・全部修正するのは労力が半端じゃない

これは間違いだったらすぐ実行していましたが、間違いじゃないのに全部修正するのは気持ちが乗りません。

僕の書き方はマイナースケール固有のディグリーネームだよと理解してブログやコード進行パターン表を利用して欲しいと思います。

というか、そういった煩わしさから解放するためにコード進行パターン表作ったので、ぜひ使ってみてくださいね!

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
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おまけ。表記の違いは他にもある

ちょっと小話。

昔教わってた作曲家の先生がですね、m7♭5という書き方が嫌いだって言っていたんですよ。

なぜかと聞きますと、なんで一度Cm7押さえさせて、その後5度を♭さすねんと。2度手間やないか! ということでした。

m7ありきのm7♭5はかわいそう、m7が存在しなきゃm7♭5は存在しないことになっちゃう。とのことでした。

確かにね。じゃあなんて書くの? と聞きますと。

Cø(ハーフディミニッシュ)だよ! だって。

いやそれもdim(ディミニッシュ)ありきやないかい!!

なんてことがありました。

実際に突っ込むことはしていませんよ、怖いので笑

突っ込みたい気持ちをグッとこらえ、そのままm7♭5を使っています。

ちなみにちなみに、øやdimは7がつかなくても4和音を示すと考え方もいますよね。

だから3和音の場合はm♭5と書くべきだとか。øは3和音でもOKでdimは絶対4和音だとか。

結局のところ、どれもメモでしかないってことですね。臨機応変にいきましょう!

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最後に

改めまして、ご指摘いただきありがとうございました!

調べることでより理解が深まりました。

今後とも、ぜひ当サイトやコード進行パターン表をご活用いただければと思います。

GANO

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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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