ミュージシャンと呼ぶべきか、アーティストと呼ぶべきか
公開日:
:
最終更新日:2016/06/12
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ミュージシャンと呼ぶべきか、アーティストと呼ぶべきか
どうも、GANO(@Past_Orange)です。
音楽のブログを書くとき、音楽の話をするとき、ミュージシャンと呼ぶかアーティストと呼ぶかはとても迷います。
ミュージシャンは音楽家のことで、アーティストは芸術家のことです。
日本での紹介のされ方は「アーティスト」を使う場合がとても多いですよね。アーティスト=音楽家のようなイメージが付いていますし、画家のことは「画家」と呼びます。でも絵画もアートのひとつなので、画家もアーティストですよね。
難しい、どっちで呼べば良いのか難しい。
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ミュージシャンと呼ぶとすると
音楽をやっているんだからミュージシャンですよね。ミュージシャンと呼ばれることに音楽をやっている方はなんの問題もないでしょう。
気になるのは聞き手読み手です。
一般的にアーティスト>ミュージシャンのような印象が付いてしまっているのではないか?と感じます。
知名度が上がるにつれてアーティストと呼ばれてよくなり、知名度が低いほどアーティストとは呼べなくなるのではと。
売れないミュージシャンって言い方はよく聞きますよね?売れないアーティストって言い方はしないんです。アーティスト=売れている(知名度がある)な気がしてなりません。
「ミュージシャン」や「バンドマン」といった言葉には、薄っすらと「売れない」という言葉が付いてしまっているんじゃないかと感じます。
実際に音楽を作っている方、関わっている方はそんな意識はないでしょうが、例えば初対面の人に「ミュージシャンです」と自己紹介するのと「アーティストです」と紹介するのでは印象がガラッと変わります。
なぜかアーティスト=音楽家のようなイメージが付いているので、どちらも返答は「へぇ!音楽やってるんだ!」なのですが、アーティストと伝えた方がなんだか孤高の存在として扱われるような。
「私の彼氏バンドマンやってる」と「私の彼氏アーティストやってる」では、前者の方がダメ男好きに聞こえませんか?
アーティストと呼ぶとすると
じゃあすべての音楽をやっている人をアーティストと呼ぶとすると、今度は音楽をやっている人関わっている人に問題が出てくる。
実際にアーティストと呼ばれることを嫌う人はいて「芸術をやってるんじゃない、音楽をやっているんだ」と主張する方もいます。海外だとなおさらその意識が強いイメージがあります。
僕自身音楽を作っているわけだからミュージシャンなのですが、アーティストかと言われると「アートって感じはしないなぁ」となります。少し堅いイメージがあります。
さらに、アーティスト=創造とすると大げさですが、何かを生み出す人がアーティストではないかと思うんですよね。
だってスタジオミュージシャンとは言うけどスタジオアーティストって言わないですよね?
作り出すのではなく最大限に再現することがスタジオミュージシャンなのですから、アーティストではないです。
その一方で、作詞作曲も編曲もせず歌ってもピッチ補正ギチギチにかけてライブでは口パクする人が「私はアーティスト」と発言しているのだからややこしい。
ミュージシャンと呼ぶべきかアーティストと呼ぶべきか。
肩書き全般が難しい
先ほどミュージシャン=音楽家と書きましたが、◯◯家って堅苦しく思いませんか?
◯◯家は、とってもアカデミックなイメージです。音楽家です!って自己紹介したらクラシック関連かな?って思いますよね。
僕「音楽家です!」
相手「時代は?」
僕「げ、現代でしょうか」
相手「現代音楽ね!ケージとか?」
僕「い、いや、現代のポップスとか、ディスコとか...」
相手「ん?...じゃあ何派が好き?」
僕「こ、コーンウォール一派ですかね...」
相手「は?」
じゃあシンガーソングライターは?シンガーソングライターです!って自己紹介をすると「楽器は何をやるの?」って聞かれますよ。僕は楽器演奏が下手だからDTMをやっている面もあるので答えづらい。
僕「シンガーソングライターです!」
相手「楽器は何をやるの?」
僕「ピ、PCですかね...」
相手「は?」
シンガーソングライターって曲を書いて自分で歌う人のことです。生でピアノやギターを語り弾く人がシンガーソングライターではないはずなのですが、イメージ的にはそうなっちゃいますよね。
じゃあDTMerかと!DTMerって言葉ってとても電子的な音楽をやっているようなイメージがあるのですがどうでしょう?
僕「DTMerです!」
相手「ジャンルは何?EDM?ディープハウス??」
僕「ぽ、ポップス...」
相手「は?」
まぁこれは大げさな気がしますが、少なからずDTMer=電子系なイメージはあるでしょう。
悩みに悩んだ結果、僕はシンガーソングライターを名乗っています。本当はどれも当てはまるし、どれも違うのですが。
最後に
これからこのブログではミュージシャンを多用していこうと思います!
多少違和感を覚える文面も出てくるでしょうが、なるべくミュージシャンという呼び方で統一していきます。
GANO
ここはもうアーティストから変える気がしない...
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