Vol.22『 Private Eyes / Daryl Hall & John Oates 』
公開日:
:
最終更新日:2018/07/23
ANALYZE GANO's ANALYZE, Hall&outes
Private Eyes / Daryl Hall & John Oates
どうも、GANO(@Past_Orange)です。
Daryl Hall & John Oates
Daryl Hall & John Oatesはその名の通りDaryl Hall と John Oatesのグループ。
70年代後半から80年代にかけてヒットを飛ばし、普段から音楽を好んでいない人も
「この曲聴いたことある!」
と言わせるぐらい有名な曲を出しています。
楽曲のジャンルとしてはAORだったりブルー ・アイド・ソウルってものに分類されます。
ブルー・アイド・ソウルとは白人がやる黒人音楽(ソウル)って意味ですが、
現代はそれよりも80年代を象徴する音楽って印象になってますね。もちろんAORって呼ばれも。
このグループはその最も有名なグループの1つに入ります。
ホール&オーツって略した呼び方もします。
僕のイメージとしては、ホールが作詞作曲編曲演奏などなどバリバリやって、
オーツがその他身の回りのケアとかお手伝いしまっせって感じです。
ホールだけでいいじゃん!とも思ってたのですが、
どうやらオーツのサポートがあってのDaryl Hall & John Oatesのようです。
ツーカーの仲ってやつかね
楽曲いきます!
今回は朝8時から「おはようございま〜す」と言いたくなるような1曲です。
Private Eyes/Daryl Hall & John Oates
おぅ、ホールイケメン。オーツおっさん...
81年リリースの作品。イントロのギターから聴いたことあるのでは?
ホールの色っぽい歌声とサビのクラップが癖になる曲です。
このサウンドも、とってもポップで時代を感じさせつつも今も色あせない
名曲といえます。
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歌詞について
Private Eyeとは私立探偵って意味です。Eyesとなると複数系ですが、
探偵達というより、両目でしっかり見ているよって意味が込められてます。たぶん
要約しますと、
僕は君を見てる、そして君は僕を見てる
だから君が作り話をしていることも見え見えなんだ
僕が頭でわからなくたって心が 感じ取ってしまうんだよ
君は僕から逃げられないのさ
僕の両目が君を見ているよ
君のすべてをね
すべてお見通しなんだぜ
君は言葉を、愛さえ使って僕を惑わす
何もかも思い通りにできる
でもそれじゃ満足できないんだ
僕に甘えようとしても
突き放そうとしても
ウソはダメなんだよ
君は僕から逃げられないのさ
どうして僕にウソをつくの?
僕はスパイだ、でも君の味方だよ!わかってるだろ?
どんな変装しても
僕にはわかってしまうんだよ
この目で見つめればね
常に見ているよってストーカーみたいですが、それよりも強烈な束縛って感じですね。
君は僕から逃げられないなんて、結構怖いよね。
ホールがイケメンで色っぽく歌うから良し。
コード進行とメロディ
0:18〜
add9やsus4で色鮮やかにしている印象です。
0:42〜
サビの部分。イントロでも使われていたコード進行で、コードチェンジによって
リズムをつけています。印象深いフレーズとなってます!
1:46〜
ここはギターソロ部分。コードが動かずにギターが唸るのでとてもパワフルです。
Am7からA♭M7に移るところも怪しさから晴れやかになるようで気持ちがいいです。
2:17〜
この曲で僕が一番好きなところは、やはり最後のサビの部分。
前半では見られなかったE/G♯というコードがが入ってきます。
(♭系の曲ですが、G→G#→Aとしたかったのでこっちで表記してます)
これはAmに向かうためのⅤの展開系なわけですが、最後にきて明るかったサビに少し怪しさが。
ベースも半音でクリシェして、ぬるっとAm7になる。そしてメロディも少し変化している。
あれ?恋人の束縛がいつの間にかストーカー??みたいなテイストが少し入ってきているような。
僕の勝手な妄想ですがね。同じサビを繰り返すのでもこうやって変化をつけると、
飽きさせない展開になるんですね。お手本のような曲だな
特徴はCマジャーとCマイナーを行ったり来たりするところです。
♭している部分が多くあるのに、なんと美しいメロディ。そしてそれが色っぽさを出しています。
同主調からの借用はこうやってやるんだなと勉強になる曲ですね!Cでわかりやすいし。
コード進行からの作曲
サビのコード進行からのBGMを1曲作ってみました。
お手軽ハウスにしてみました。
ロイヤリティー、フリーダウンロードなので2次使用にどうぞ!
フリーBGM素材「Green&Dance」by GANO DOVA
最後に
今回は80年代の楽曲を紹介しました。
次は違う世代にしようかな?関連付けようかな??
GANO
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