Vol.31 怒りながら「大好きよ!」って言っているところが女心の難しいところ。男はいつも翻弄される『Man In The Middle / Roos Jonker』

公開日: : 最終更新日:2018/07/23 ANALYZE ,

Man In The Middle/Roos Jonker

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

僕は男でして、そして恋愛対象は女性なのですが、24歳にもなって女心がまだまだ理解できていないです。

これはきっと80歳になっても分からないままだろうし、男と女がすれ違いつつも間を埋めていく作業が『恋愛』の良いところなんだと自分に言い聞かせている日々でございます。

この曲は『好きの意味を込めた嫌い』を歌った女心の曲です。


ライブ映像だからこんなカスカスアレンジなわけではございません!楽曲でも同じか、これ以上にカスカスアレンジです!!えぇ、僕好みのね。

 

Roos Jonkerはオランダのシンガーソングライターでして、作詞作曲から楽器演奏・打ち込み、レコーディングからミックスまで(ゲストを少々交えますが)ほとんどを1人でこなしてしまう、女性版Benny Singsです。
Vol.14『Let Me In/Benny Sings』

楽曲としましては、まずはJazzの要素。要素はありつつも堅苦しくなく、とってもポップスな曲作りをします。HIP HOPなサウンドも加わってホントにベニーみたいな曲ですよ!

ベニーと同じならベニーを聴けばいいとお思いでしょうが、それは違う。ベニーが三枚目の男を歌うとしたら、ルースが歌うのは『女心』。さて、どんな曲なのでしょうか。

スポンサーリンク

歌詞について。男としてはちょっと面倒くさい?

とっても女性らしい曲でして、男性は理解に苦しむかも?

You don’t need to upset me. Now I’m gone.
You don’t need to upset me. Now this thing is over.
You don’t need to upset me. Now I’m gone.
You don’t need to upset me. Sorry then you won’t get me.

繰り返させるサビの部分です。完全に彼氏は振られていますね、そこで戻ってきてくれとお願いしてますが断られてます。ここまでは普通、です。

Not a single word you say will comfort me at all.
And once again all you had to do is take a walk with me, talk with me, wait for me on the sidewalk.

...前半は分かるでしょ?喧嘩をしてもう何を言っても彼女はよりを戻す気はないって言ってるんです。ですが!

後半部分、よりを戻すヒントを出してくるんです。『寄り添って歩く・話す・待つ』えっ!これでいいの???え、全然怒ってないですやん!!

矛盾してるでしょ、ホントは隣にいて欲しいだけなんです。嫌いになんてなってないんだけど、気を惹きたくて怒ってただけなんです。お、女心、分からぬ。

 

そしてヒントを出したすぐ後に続くのがこの1節

I hear them once again,they ask me why I like the man in the middle.

どんな状況かお分かりでしょうか?僕はきっと、彼女が女友達に彼氏とその男友達が映った写メを見せているんだと思うのです。こんな具合に

 

彼女「あっ、そうだ。彼氏の写真あるよ〜見る〜?3人映ってるんだけどどれが彼氏だと思う〜?」

女友達A「この左の人イケメン!この人だわ絶対」

女友達B「えぇ〜、私だったら右の人よ。背も高いしがっちりしてるし。右よね〜?」

彼女「...真ん中よ」

女友達AB「えぇ〜!こんな中途半端な男のどこがいいの〜?!?!」

彼女「好きなものは好きなの!」

 

女友達の前で別れたなんて言ってないんでしょう、ただの彼氏自慢してる場面な気がします。だからホント、別れる気なんて心の底からは思ってないんですよ。

 

そして最後には

I want to know if there’s only one thing cause when I see tomorrow.
It’s always too soon.
I want to know if there’s only one thing and when I’m playing tomorrow.
It won’t be too soon.

これと同じ質問もう1回するので計4個質問してるんですけどね。1つだけって言いたいんでしょ、それだけ聞きたいってことなんです。

で、多分これ彼氏に聞いてるでしょ!彼氏に「さっきまで怒ってたのに、明日会うなんておかしいかしら?」って聞いてるんです。「おかしくないよ」待ちしてるんですよ!!!

みなさん、女性が「ダメかしら?」と言ってきたら否定しましょう。「そんなことないよ」これしか答えはないのです。

 

さすが女性が書いた詩、女らしさ前回ですね!

スポンサーリンク

コード進行について。白鍵だけで弾けるよ

サビのコード進行を持ってきます。

譜面で
roos

キーエディターで
roos2

Cメジャーで借用もなく、白鍵だけで演奏できる曲になってます。緩やかに階段式にベース音が揺らぐのみ、ⅡmからⅠとしっとりと終止します。

サビでこのコード進行を使っているのですが、これを最後の部分でも同じく使用しています。

つまりサビの「もうあなたとは終わったの!」と、最後の「ねぇ明日会うのは早すぎるかしら?そんなことないわよね??」は同じ気持ちで言ってるってことなんです!ヒェ〜

同じコード進行で真逆のことを言う。いいえ、女性はこれが真逆ではないのです。かまってほしいから怒ってたのです。寄り添って歩いて、そして話してほしいから。

 

もちろんルースはこれを狙ってやってるんでしょう、うまいですよね。

コード進行からの作曲

こちらのコード進行を使って簡単なBGMを作ってみました。

フリーダウンロード・ロイヤリティフリーなので2次使用にどうぞ!

フリーBGM素材「ファイヤーダンス」by GANO DOVA
「ファイヤーダンス」by GANO ニコニ・コモンズ

最後に

女性の気持ち、女心がとてもうまく表現された曲です。好きと嫌いは表裏一体!かまってほしいからあえて突き放す。

たまには女性目線の曲を作ってみてはいかがですか?

 

 

かまってほしいから、突き放す。ただ横に居てくれればいい。男から見ると矛盾だらけに感じてしまうような、そんな女性(すべての女性ではないでしょうが)。

そんな女性が実は男も嫌いじゃない、ですよね!!可愛いと感じてしまいますよね〜。自分にかまってほしいから言っているんですよ?良くないっすか??いいよね〜女の人、好きだわ〜。

GANO



仕事依頼thumbnail

スポンサーリンク

関連記事

Vol.85 巡り巡ってやっと君と出会えたよ。『Runnin Around / Zak Waters』

Runnin Around / Zak Waters どうも、GANO(@Past_Orange)

記事を読む

Vol.26 情けない男とそれをあざ笑う女。MVも強い女全開!『Smile / Lily Allen』

Smile/Lily Allen どうも、GANO(@Past_Orange)です。 僕には

記事を読む

Vol.104 かつて僕らはポップキッズと呼ばれ、そして君を愛していた。『Pop Kids / Pet Shop Boys』

Pop Kids / Pet Shop Boys どうも、GANO(@Past_Orange)です

記事を読む

Vol.134 映画「プラダを着た悪魔」で使用され強く美しい女性の曲として使われるようになった。『Suddenly I See / KT Tunstall』

Suddenly I See / KT Tunstall どうも、GANO(@Past_Orang

記事を読む

Vol.113.5 ウクレレが可愛いポカリスエットのCM曲。「水色の車とウクレレ」,「こわいこわいは熱中症」&「ウクレレ(たべなきゃ)」篇

ウクレレが可愛いポカリスエットのCM曲 どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

Vol.19ピッチが上ずって聴こえる。『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル / Perfume』

パーフェクトスター・パーフェクトスタイル / Perfume どうも、GANO(@Past_Ora

記事を読む

Vol.22『 Private Eyes / Daryl Hall & John Oates 』

Private Eyes / Daryl Hall & John Oates どうも、GANO(

記事を読む

Vol.139 6/4の大きなノリと6/8の小さなノリが1つのコード進行を怪しく感じさせる。『King And Cross / Ásgeir』

King And Cross / Ásgeir どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

Vol.141 すれ違う2つの心を、コード進行が優しく包む。『One Of These Hearts / Benny Sings』

One Of These Hearts / Benny Sings どうも、GANO(@Past_

記事を読む

Vol.55 さぁ踊ろう、君も一緒に!!『Do It / Tuxedo』

Do It / Tuxedo どうも、GANO(@Past_Orange)です。 今回は、先

記事を読む

  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
    詳しくはこちら
  • 仕事依頼
    thumbnail