Vol.146 2つの持続音と規則正しく変化する2つの内声が怪しい曲。『Go Up feat. Cat Power & Pharrell Williams / Cassius』

Go Up feat. Cat Power & Pharrell Williams / Cassius

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

自分の中にもう1人の人格がいたら、今自分になんて話しかけてくるのでしょう。

その人格が本能のまま動けと言ってきたら、心が揺らぐかも?

今回紹介するのはこの曲!

Cassius – Go Up ft Cat Power & Pharrell Williams

フランスのフレンチハウスデュオ、Cassiusの2016年の作品になります。

2分割されて全く違う映像が1つに見えるMVとなっています。

このMV、もっと明るい曲ならコミカルに見えるはずなんですが、怪しい曲なだけに意味深に見えますよね。

どんな内容の曲なのでしょう?

では、歌詞とコード進行を勉強していきましょう!

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Go Upの歌詞について

歌詞の一部を引用して見ていきましょう。

Everybody close your eyes, ascend and go up
みんな目を閉じて、身も心も上がっていこうよ

繰り返されるフック部分ですね。目を閉じて登るのって非常に怖いことです。asendで物理的に、upで精神的に上ることを意味しているように感じます。

「みんな目を閉じて身も心も上がっていこうよ」って言われたら、ちょっと危ない感じがしますよね。

I remember, a little kid
I remember singing a song
Do you remember when you were young?
Don’t you remember when you were singing along?
私は小さいころを覚えている、歌を歌っていた
あなたは小さいころを覚えている?
あなたが1人で歌っていたころを覚えていないの?

小さいころ1人で歌を歌っていたことを覚えていないのか問われていますが、なぜ自分が1人で歌っていたことを相手は知っているのでしょう?

しかも最初は自分のことを話しているのに、後半は立場が入れ替わっている。怪しい……。

Put that jealousy behind
All that jealousy behind
隠れたその嫉妬をすべて置きなよ

嫉妬心を捨てなよと、内に秘めた怒りを捨てなよと言われているような気がします。

目を閉じて本能のままに進めと言われていたり、孤独に訴えられたり、嫉妬心を見透かされたり。まるで自分の中にある別人格に問われているように感じますね。怪しい……。

歌詞を書く際の参考にしてくださいね。

続いて、コード進行との関わりです。

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Go Upのコード進行について

ではコード進行を見ていきましょう。

Go Upは1コードになります。

譜面で

キーエディターで

Go UpのキーはGマイナーです。

Gm→E♭→C7→E♭なのでⅠm→Ⅵ→Ⅳ7→Ⅵです。

怪しさと浮遊感を感じるコード進行ですね。

これはキーエディターを見てもらうと構造がはっきりわかります。

まずソとシ♭が持続しています。その2つの音を持続させつつ、ベースとトップノートを変化させていく。

ベースは3度ずついったりきたり、トップノートは半音でいったりきたり。怪しいですね!

停滞しているようで心の奥底、そして見えない頭の上で何かが変化をしている、そんな印象を受けるコード進行です。

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
thumbnail

最後に

歌詞の怪しさを引き立たせるようなコード進行がつけられていました。

ダンスミュージックらしい繰り返しがより怪しさを引き立たせている楽曲ですね!

GANO

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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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