Vol.104 かつて僕らはポップキッズと呼ばれ、そして君を愛していた。『Pop Kids / Pet Shop Boys』

公開日: : 最終更新日:2018/07/23 ANALYZE ,

Pop Kids / Pet Shop Boys

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

音楽を聴くと当時の思い出も一緒に頭に浮かびませんか?

ラブソングだったら当時付き合ってた相手のこととか、どんな明るい曲でも失恋ソングに聞こえてしまうこともあります。

今回紹介するのはこの曲!


Pet Shop Boys – The Pop Kids

Pet Shop Boys! 80年代からポップサウンドを続けてきた2人組です。

最新曲なのですが、80年代にリリースされていたって言われても気がつかないほどに”Pet Shop Boys”らしい曲です。

昔から変わらずこのスタイルを続けてきて、そしてしっかり売れているところはカッコ良いですよね!

聴いた瞬間に『Pet Shop Boysだ!』とニヤついてしまう人も多いはず。変わらないという安心感があります。

では、Pop Kidsの歌詞とコード進行を見ていきましょう!

スポンサーリンク

Pop Kidsの歌詞について

では歌詞の一部を引用して見ていきましょう!

Remember those days
– the early 90s?
We both applied for places
at the same university
Ended up in London
where we needed to be
to follow our obsession
with the music scene
Wherever we went
whatever we did
we knew the songs

冒頭部分の歌詞から思い出話がこの曲の主題だとわかります。

90年代にロンドンの大学へ入り、そのまま当時の最先端のポップ・ミュージックにはまっていったと歌います。

Pet Shop Boysの2人は90年代にはすでに大物ミュージシャンだったので本人たちの話ではないですが、なんだか作り話には聞こえないですよね。

They called us the Pop Kids
’cause we loved the pop hits
and quoted the best bits
so we were the Pop Kids
I loved you
I loved you
They called us the Pop Kids

自分たちのことを周りがポップキッズと呼ぶほどに音楽に詳しかったあの時。

そしてお互いに愛し合っていた。

全てが過去形なんですよね。80年代からポップ・ミュージックを続けてきたPet Shop Boysがこのように歌うと哀愁を感じます。

愛は途絶えて、ポップ・ミュージックは廃れてしまったのでしょうか?

なんだか問題定義をされているようにも感じるし、年を重ねるごとに音楽への関心が薄れていく人々の代弁をしているようにも聞こえます。

楽曲の最後もI loved youで終止せずそのまま。

音楽への愛と共に恋人への愛も薄れていってしまったのでしょうか?

ダンス・ミュージックに乗せてかつての自分を歌っているのかもしれません。

スポンサーリンク

Pop Kidsのコード進行について

ヴァースとコーラスの2パターンのコード進行を見ていきましょう!

ヴァース 譜面で
popkids1

キーエディターで
popkids2

Cマイナーの曲ですね。Cm7→Gm7/CなのでⅠm7→Ⅴm7/Ⅰです。

とは言ってもこれ、Cmのワンコードと言って良いと思います。

上に乗っかる和音がCm7→Gm7と動いてはいますが、ベースラインはずっとドードドードドードソーミ♭を繰り返しています。

どっしりとトニックで構えたまま、やや景色が変わっているぐらいの感覚で問題ないですね。

ゆらゆらうごめいている、そんな印象のコード進行。

コーラス 譜面で
popkids3

キーエディターで
popkids4

Fm7→Gm7→Cm7→Gm7なのでⅣm7→Ⅴm7→Ⅰm7→Ⅴm7です。

ヨンゴーイチ、ダイアトニックのスリーコードのみ、直球でシンプルです。

頭に戻りやすいように最後にGm7を入れていますね、ダンスミュージックなのでトニックで終止しすぎないような配慮がされています。

はっきりと物事を伝えたい時に使ってみてはどうでしょうか?

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
thumbnail

最後に

昔からPet Shop Boysの音を聴いてきた人には受け入れやすいサウンドですが、初めて聴く人には新鮮に感じるのかもしれませんよね。

60代になっても”Pop Kids”じゃないか! とも思いますよね。

僕もPop Kidsでありたいな。

GANO

80年代風の現代曲はどうでしょうか?



仕事依頼thumbnail

スポンサーリンク

関連記事

Vol.112 エレクトロファンクな1曲! 『I Don’t Know Why feat. Mayer Hawthorne / Kraak & Smaak』

I Don't Know Why feat. Mayer Hawthorne / Kraak &am

記事を読む

Vol.73 怪しく危なく魅力的な男に惹かれる。『Smooth Operator /Sade』

Smooth Operator /Sade どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

Vol.90 どんなに変わろうとしても、元に戻ってきてしまう。『Running / Computer Magic』

Running / Computer Magic どうも、GANO(@Past_Orange)です

記事を読む

Vol.46 真夏に起こる切ない雪のラブストーリー。『Snow Men / 星野源』

Snow Men / 星野源 どうも、GANO(@Past_Orange)です。 7月21日

記事を読む

Vo.59 ファンクのド定番! 『Funkin’ For Jamaica / Tom Browne』

Funkin' For Jamaica / Tom Browne どうも、GANO(@Past_O

記事を読む

コード進行パターン表

コード進行パターン表について どうも、GANO(@Past_Orange)です。 2016年

記事を読む

Vol.80 足を踏み鳴らせ!踊り狂おう!!明るいダンスナンバー。『Move Your Feet / Junior Senior』

Move Your Feet / Junior Senior どうも、GANO(@Past_Ora

記事を読む

Vol.32 たった2小節の終わらないループトラックが、薬物依存に訴えかける『Sometimes I Rhyme Slow / Nice&Smooth』

Sometimes I Rhyme Slow / Nice&Smooth どうも、GANO

記事を読む

Vol.65 傷心な彼女へ仲直りの電話。『Please Please Please Me / Talc』

Please Please Please Me / Talc どうも、GANO(@Past_Ora

記事を読む

Vol.67 もう1杯飲んだら欠点も見えなくなるぜ。『One More Drink / Ludacris feat.T-Pain』

One More Drink / Ludacris feat.T-Pain どうも、GANO(@P

記事を読む

  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
    詳しくはこちら
  • 仕事依頼
    thumbnail