国産ブランド『TRUC』 服×音楽でライフスタイルを提供する。音楽×◯◯を考える

公開日: : 最終更新日:2016/06/12 BLOG ,

音楽×◯◯

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

みなさん、じっと目を閉じて音楽をただひたすらに聴くような時間は最近あるでしょうか?僕はほとんどないです。そんなことをやっているのはオーディオオタクと呼ばれるような人たちだけなんじゃないかと思えるぐらい、音楽だけで楽しむことはなくなっているんじゃないかと最近思っています。

音楽単体での価値はもうないんじゃないかと、うっすらと考えています。そのかわり、何か他業種とのコラボによってこれからドンドン価値が出てくるのではないかとも考えています。聴覚とぶつからないものであればコラボできてしまうので、可能性は大いにあると思います。

 

先日行われたBeyond The Music Vol.0「KICKOFF」に参加してきました。内容としましては、今後の音楽ビジネスはどう発展していくのか、させていくのかということが主でした。上記のような『音楽単体での価値はない』とまでは言っていませんでしたが、他業種とのコラボが今後の音楽産業を変化させていくというようなお話もあり、考えていることは皆さん一緒なのだなと感激しました。

その中のひとつとしてあがったのが『服×音楽』

 

『服×スポーツ』は当たり前と言われるほど一般的であったり、最近では『服×アニメ』というのもたくさん出てきていますよね。

デザインが...質が...という話はおいといて、他業種とのコラボによって新規顧客開拓を狙うことは昔からやられてきたことですよね。しかし、日本において『服×音楽』というのはあまり印象にない。

 

確かにブランドの広告にミュージシャンが使われる場合はありますが、ミュージシャン自体にスポンサーが付いたり、『あのライブの衣装は我々のブランドです!』みたいなことってあまり聞いたことがありません。表立ってないだけですかね、表立たないと意味ないですよね。

 

例えばSex Pistolsが着ているからVivienne Westwoodに買いに走るということがあるわけで、ある音楽ジャンルが好きだからこんな服装・このブランドを着る、逆にこんな服装・このブランドを身につけている人はこんな音楽を聴いているというように、昔から『服×音楽』はあったわけです。Hip Hop好きだから大きめサイズ着るとか、グランジ好きだからダメージジーンズみたいな(偏見かな?)

 

それは音楽がファッションと共に文化として成り立っているからなんですが、なぜか日本でミュージシャンにスポンサーが付かない。ホントに日本で『服×音楽』は相手にされないのか?

ということで見つけてきました。

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TOKYO発プレミアムカットソーブランド『TRUC』

truc

2013年に立ち上げられたブランドで、音楽を発信する都市の名前を胸元にプリントしたTシャツが印象的です。Made In Japanにこだわっていて、その分お値段は少し高めですが質は良さそうですね。

90’sのアンダーグラウンドカルチャーを背景に そこから広がるミュージック/ファッション/カルチャーにインスパイアされたものを現時代に落とし込む。 ダンスミュージックとナイトクラビングをライフスタイルの基盤とする人たちの生活に、より密接に関わるコスチューム。 またガジェットアイテム・ミュージックなどブランドコンセプトに紐づくライフスタイル全般を提案。 「プロダクトクオリティの伝達(Made in Japan)」を重視し、最良の生地が厳選された着る人の性別・年齢を問わないコレクションを展開。

TRUC ホームページより

 

TRUCのコンセプトです。音楽とファッションを同時に提供することが狙いでして、ヨーロッパやアメリカで活躍するDJが所属する『TRUC MUSIQUE』という自社レーベルも立ち上げています。

SoundCloud上では1曲しか聴けませんが、ホームページ内のムービーにてコンセプトとなる音楽も聴くことができます。

音楽ジャンルとしては、ハウス・エレクトロニカ・ラウンジといったところでしょうか。ノリノリアゲアゲ〜な音圧重視なものではなく、上質で大人な雰囲気が漂うような印象を受ける楽曲ばかりでした。

今はまだブランド主催のパーティーを行うことで『服×音楽』としていますが、これからは自社レーベルから出されたEPレコードをTシャツとセットで販売する予定なんだとか。これってまさに『服×音楽』ですよね。

 

『TRUC MUSIQUE』の音楽が好きな人はTRUCのTシャツを買うだろうし、TRUCのTシャツを着てクラブに遊びにいく人はきっと『TRUC MUSIQUE』の音楽が好きなはず。だったらTシャツとレコードをセットで売ってもいいだろう。こんな考え方だと思います。

 

このような他業種コラボは日本では今までなかったはず。だからこそ違和感を感じる人も多いと思いますが、この手法が上手くいくと音楽の価値がグッと上がることになります。 海外での販売も狙いつつ、製品は国産にこだわっているところも好感が持てます。ここに音楽がかみ合って、そして成功してくれると、今後アパレルブランドがレーベルを立ち上げ楽曲と共に展開することが増えるかもしれません。

 

現在商品はオンラインショップ、店舗ではUNITED ARROWSの店舗などで展開しているようです。詳しくはホームページをご覧ください。

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Beyond The Musicについて少々

Beyond The Musicは今後も開催されるようなので、音楽業界の方、コラボを試みたい他業種の方、音楽の今後が気になる方は気軽に参加できるので行ってみるといいと思います。八百屋の僕が『他業種だからさぁ〜』って顔で参加できたので、誰でも参加できます。

 

内容については他の方がまとめていますので、そちらを紹介します。

星川さん・ススワタリさん共に挨拶させていただきました。また機会があったらお話したいお二人です。 GANO

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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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