Vol.42 熱く開放的な夜には、何かが起こる予感『Fire / Matt Bianco』

公開日: : 最終更新日:2016/06/12 ANALYZE ,

Fire / Matt Bianco

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

夏は暑い。そして肌も露出気味になって開放的な気分になる季節です。こんな表現をするだけで、夏がジメジメなイメージからいっきにエロティシズムを感じるものになるのは僕だけでしょうか。みんなそうだよね

今回はそんな1曲。

Fire / Matt Bianco

Matt Biancoはマーク・ライリーが率いるバンドで、当人以外は入れ替わり立ち替わりなバンドです。イギリスを拠点に活動し、ラテンミュージックを取り入れたポップスで80年代より活動しています。Jazzが強い時期もありましたね。

暑いから屋内に避難〜みたいなことじゃなく、暑いから熱く騒ごうぜ!!みたいなお祭り感がウリの曲です。

さて、どんな曲でしょうか?

スポンサーリンク

歌詞について

大人の熱い夜を歌っていると、僕は解釈しています!

when the come together and everybody knows mood is right.
when they start the music playing then you know the something’s happening tonight.
みんな最高な時だってわかっているのさ
そして君も今夜、音楽が流れ出したら何かが起こるってわかっているのさ

なんだかこう、なんか、あれっすね。特に変な表現はしてないし『今日は楽しいね〜音楽がかかるともっと盛り上がるね〜』みたいな感じなんでしょうが、曲の雰囲気もありわざわざこの言い回しをすることもあり、想像してしまいますね。お祭りって、そういう雰囲気出てますよね。ドキドキしちゃうな!

Girl, you got to take the moment.
Baby, we can keep the flame alive.
なぁ、君はこの瞬間を手に入れたんだ
あぁ、僕たちはこの炎を燃やし続けることができるよ

おっと、男女の関係になってきましたね。ダンスホールのチークタイムのような、周りにも人がいる状況なんでしょうか。それとも、死角に入って二人きりの状態なんでしょうか。炎ってなんの例えなんでしょうかね?愛の炎だとは思うのですが、もっといろいろかかってるような気もしてきます。ど、どうなるんだ...

Give me fire.
Got the feeling inside you.
Let yourself come alive.
熱をくれよ
君の中に感じるその熱を
君自身が生き生きと燃え上がってくれ

おぉ...。サビに入っても比喩表現です。終始比喩表現で通す歌詞になってまして、正確な情報は何にもありません。なのにも関わらずなんだかその、映画のワンシーンのような、情熱的な場面を思い浮かべてしまいます。これは比喩表現と楽曲のアレンジの組み合わせからきているものですね。ラテンミュージックが持つ汗だくで踊るようなイメージも聴いてる側に熱い愛を感じさせてくれます。なんだか妄想が止まりません!!

後半部分も比喩表現で妄想ばかりが捗る曲となっています。いったいどういう意味なの?と思わせる歌詞は魅力的ですので、要所要所に比喩表現を入れるのはオススメです。

スポンサーリンク

コード進行について

サビのコード進行を抜粋しました。

譜面で
fire2

キーエディターで
fire

ラテンミュージックはリズムも特徴的ですが、この半音で音が繋がっていくのもとっても特徴的です。キーエディターの画像を見てもらうとわかるように、トップノートが(♯で書かれていますが調合より♭で考えます)ラ♭→ラ→シ♭、ミ♭→ミ→ラと半音で上昇しています。この半音の移動がリズミカルに行われることでラテンっぽさを出しています。

また◯mM7というコードの使い所のお手本としても参考になると思います。通常B♭m7から強進行してE♭m7に行くのですが、B♭m7の第7音のラ♭を半音上げることでB♭mM7を登場させています。このように経過的にmM7を使用するのが良いと思われます。1音だけが移動して怪しい響きを一瞬だけ聴かせるのが狙いですね!今まで◯m7から強進行で◯m7とやっていた場合は、この曲を参考にmM7を差し込んでみると新しいものが生まれるかもしれません。

最後に

比喩表現を多く含む歌詞と半音進行でサウンドに怪しさを出す曲を紹介しました。聴くからに汗なのか何なのかが飛び散ってそうな曲ですよね。

夏を涼しむ曲を聴くのも良いですが、夏を楽しむ曲も素敵ですよね!妄想しちゃうな!

GANO

この曲もセクシーですよ



仕事依頼thumbnail

スポンサーリンク

関連記事

Vol.24 適度な借用がアクセントに。サビのコード進行がオシャレでクセになる!『オドループ / フレデリック』

オドループ/フレデリック どうも、GANO(@Past_Orange)です。 最近『フレデリ

記事を読む

Vol.36 世界で1番の美女、それは君だって言われたら女性は嬉しいのかな。『Number One / Tuxedo』

Number One / Tuxedo どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

Vol.82 ぶつかっててもクセになるリフ!!『Soul Flower (Remix) / The Pharcyde』

Soul Flower (Remix) / The Pharcyde どうも、GANO(@Past

記事を読む

Vol.63 たった2小節のループを延々使うBreakbeats。『Forget It / Cut & Paste』

Forget It / Cut & Paste どうも、GANO(@Past_Orange

記事を読む

Vol.26 情けない男とそれをあざ笑う女。MVも強い女全開!『Smile / Lily Allen』

Smile/Lily Allen どうも、GANO(@Past_Orange)です。 僕には

記事を読む

Vol.120 長2度上への転調を丁寧に行うためのコード進行。そして泣ける! 『Call Me / Aretha Franklin』

Call Me / Aretha Franklin どうも、GANO(@Past_Orange)で

記事を読む

Vol.51 世間とはずれているかもしれないけど、僕は先を行っている!『Jerk It Out / Caesars』

Jerk It Out / Caesars どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

Vol.127 ♭9や♭13が半音でぶつかり不穏な空気を演出する繊細な1曲。『Dream On / Aerosmith』

Dream On / Aerosmith どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

Vol.90 どんなに変わろうとしても、元に戻ってきてしまう。『Running / Computer Magic』

Running / Computer Magic どうも、GANO(@Past_Orange)です

記事を読む

Vol.18 分数コードとベースラインで1つのコード進行を引き延ばしている曲。『I Won’t Let You Down / OK Go』

I Won't Let You Down / OK Go どうも、GANO(@Past_Orang

記事を読む

  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
    詳しくはこちら
  • 仕事依頼
    thumbnail