Vol.81 愛しているからこそ、今言わなければいけない。『Something About Us / Daft Punk』

公開日: : 最終更新日:2016/06/12 ANALYZE ,

Something About Us / Daft Punk

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

愛の告白というものは常に幸せな気分になるとは限りません。

大切な人と別れのとき、愛の言葉が別れをより辛くさせることでしょう。

今回紹介するのはこの曲!

Daft Punk – Something About Us

スッカスカのアレンジ、静かで切なくなるような曲です。

このMVは松本零士が製作したもので、Daft Punkのアルバム『Discovery』の楽曲で構成されているアニメーション『インターステラ5555』の1つです。

インターステラ5555は音声はいっさい入っておらず、Daft Punkの楽曲と少しの効果音で成り立っているアニメーション。無償の愛がテーマだと僕は感じています、ぜひ見てね。

切ない気持ちになるこの曲、いったいどんな曲なのでしょうか?

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Something About Usの歌詞について

歌詞は少なく細い説明などはされていません。内容は妄想するのが良いでしょう!

It might not be the right time
I might not be the right one
But there’s something about us I want to say
Cause there’s something between us anyway
今はそんなこと言うときじゃないかもしれない
僕が間違っているのかもしれない
でも僕らのことについて言いたいんだ
だって僕たちのことなんだから

明確なことは述べていませんね。こんなときに言うことじゃないんだけど、でも言わなければいけないことらしいです。なんでしょう?

主人公と相手、二人についてのことのようです。

I might not be the right one
It might not be the right time
But there’s something about us I’ve got to do
Some kind of secret I will share with you
僕が間違っているのかもしれない
今はそんなこと言うときじゃないかもしれない
でも僕らのことについてやらなければならないだ
僕らだけの秘密のようなものさ

ここでも話は見えてきません。言わなきゃいけないことであって、やらなくてはいけないこと。二人だけの秘密のことのようです。

曲調に引っ張られる部分もあり、どうも悲しい内容な気もします。ただただ愛の告白であったなら使命感はないはずなので、言う方も辛いような、そんな内容。

I need you more than anything in my life
I want you more than anything in my life
I’ll miss you more than anyone in my life
I love you more than anyone in my life
僕の人生で何よりも君が必要だ
僕の人生で何よりも君が欲しいよ
人生で誰よりも愛しいよ
誰よりも君を愛しているよ

最後に深い深い愛の告白です。needでwantでmissでloveなんて決まり文句のようですが、最後に必ずin my lifeが付きます。

「僕の人生で」とあえて言わなければならない場面なんでしょう、MVにあるように死別のときなのかもしれません。

上記であった「言わなければならないこと」はこの愛の告白の事とも思えますが、僕はこの愛の告白の後に何か伝えたいのではないかと感じています。

「君の事が大好きだ。でも...」のような、好きな気持ちを打ち消さなければならない何かを伝えたい曲に感じます。

MVに引っ張られるなら、やはり死別のときですね。死を悟ったので、最後の最後に愛を伝えたい。そして気持ちだけ受け取ってもらい、忘れて欲しい。

告白する側の身勝手な要求のようにも捉える事ができますが、そこが切ないと僕は感じます。MV見てると泣いちゃう

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Something About Usのコード進行について

Something About Usは8小節のループのみです。

譜面で
sas1

キーエディターで
sas2

Dマイナーの曲ですね、前半4小節と後半4小節で考えていきます。

前半はⅥM7→Ⅴm7→Ⅰm9→Ⅳ7です。よくある切ない系コード進行です!僕はこれ大好物。

Ⅰm9ですがこの場合第3音は鳴らさないほうが良いので、実際弾くときにはⅤm/Ⅰ(Am/D)のように分数コードと考えるのが良いです。

前半4小節は後半の切なさを強めるための前振りみたいな位置になります。

 

後半はⅥM7→Ⅴ7→Ⅴm7/Ⅰ→Ⅰm7/Ⅳです。ベースラインは前半と同じですが、乗っかるコードが変わってきます。

ⅥM7→Ⅴ7→Ⅰmとなればスッキリとマイナーコード進行として終止してくれるのですが、Ⅴm7/Ⅰ→Ⅰm7/Ⅳとなって終止せずにマイナーの悲しい響きのまま進みます。

Dm7で終止感を匂わせながらもベースはGでまた頭のB♭M7に戻ってしまう。決して届かぬ想いのようなコード進行。切ないねぇ〜

後半4小節だけでも成り立ちますが、どうも切なさ推しで味が濃くなりがちなので前半4小節のライトな切ない系コード進行を入れてあげると良いでしょう。

8小節でワンセットなコード進行です!ぜひ使ってみましょう。

最後に

フランスでは日本のアニメが人気らしいですが、1974年&75年生まれのDaft Punkの二人もアニメ好きなんですね!古くから日本のアニメは愛されているようです。

近年のディスコリバイバルなDaft Punkしか知らない方は、2000年代のフレンチハウスなDaft Punkも聴いてみてはいかがでしょうか?

GANO

ディスコリバイバル最高!



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  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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