Vol.102 逃げられない運命と苦悩の日々。『Padam / Benjamin Biolay』

公開日: : 最終更新日:2018/07/23 ANALYZE ,

Padam / Benjamin Biolay

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

どんなに逃げようとも運命の鐘の音が聞こえてくる。

苦悩と絶望の日々、思い通りにいかない人生。

今回紹介するのはこの曲!


Benjamin Biolay – Padam

フランスの音楽家、Benjamin Biolayの2009年の作品です。

もうなんか、虜になりませんか? このMV。

ぼそぼそと歌っているし変なダンスしだすし。というか序盤早々にマイク使わないし。

手足長いしなんだこれ! 見る人によってはセクシーですが見る人によってはギャグですよね。僕は、どっちにも見えます。

Benjamin BiolayはこのMVにどんな想いを込めたのでしょう?

Padamの歌詞とコード進行を見ていきましょう!

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Padamの歌詞について

聴いてのとおり、フランス語です。なので自動翻訳フル活用になってしまいます!

ここはこの表現じゃないよ! って部分がありましたらご指摘お願いします。

Padamとは運命の鐘の音を示します。歌詞の一部を見ていきましょう!

Bien souvent je me suis réveillé avant le lever du soleil, avant de quitter l’hôtel
Engoncé dans mon complet croisé
Si souvent, j’ai gardé pour moi mes vicissitudes et mes vices
Et tourments, tournis, turpitudes
L’horreur d’un souvenir passé

日の出前に服を着込んで出て行ってしまうってことは、明るい世界で生きたくてもうまくいかない、そう言っているように感じます。

思い通りに進まず悪い方向にばかり向いてしまう人生、苦悩が見えますね。

J’attendais en vain
Que le monde entier m’acclame
Qu’il me déclare sa flamme
Dans une orgie haut de gamme
Padam padam padam padam pam pam

うまくいかない人生の中でもいつか救われるのではないかと待ち続けたけど、そうはいかなかったようです。

どんなに背伸びしようとも、悲しみの人生を歩む合図、運命の鐘の音が聞こえてきてしまうみたい。

苦悩です。ずっと苦悩を歌っています。

アンニュイでは済まないような内容となっていますね〜。セラヴィと声をかけられないような苦悩っぷり。

苦悩しすぎてのMVのダンスだったんですね!

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Padamのコード進行について

Padamはヴァースとコーラスの2パターンのみのコード進行となります。

ヴァース 譜面で
padam1

キーエディターで
padam2

Cマイナーの曲です。Cm→B♭なのでⅠm→Ⅶですね。

ダイアトニックコードのお隣さんを行ったり来たりするだけのゆったりとしたコード進行だと言えます。

強く前に進む印象も受けませんし、トニックに必ず帰ってきているので、楽曲同様ブツブツ淡々としゃべっているようなコード進行です。

逆に言えば変化を求められる動きですね! このコード進行で引っ張ったなら変化しないと退屈かも。

コーラス 譜面で
padam3

キーエディターで
padam4

Cm→B♭→A♭→FmなのでⅠm→Ⅶ→Ⅵ→Ⅳmです。

ヴァースと同じコード進行の入り方ですね! ですが、コードチェンジが1小節ずつに変わっていたり展開があったりします。

変化してほしい! という欲求を解放していると言えます。

ダイアトニックコードを下っていくかと思いきや最後はⅤmではなくⅣmを使い、Ⅳm→Ⅰmという”しれっと”頭に戻るような進行になっています。

繊細であり、意思を強く押し出さないような印象を受けますね。

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
thumbnail

最後に

嫌なことが起こりすぎて、うまくいかないことばかり起こって、最終的にはMVのような状態になってしまったんですね。

うん、わからなくもない!

人に見られていることを忘れて思いおもいに動き回るとこんな動きになるのかも。

長身でイケメンだから様になるね!

GANO

フランス人の繊細な表現を汲み取ろう



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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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