Vol.112 エレクトロファンクな1曲! 『I Don’t Know Why feat. Mayer Hawthorne / Kraak & Smaak』

公開日: : 最終更新日:2018/07/23 ANALYZE , ,

I Don’t Know Why feat. Mayer Hawthorne / Kraak & Smaak

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

ソロとしても、そしてTuxedoとしても大活躍なMayer Hawthorne、現代ソウルの代表格です。

そしてゲストボーカルとして他のミュージシャンとコラボすることも多くなりました。

Tuxedoのようなエレクトロファンクが好きな人はこちらの曲なんか如何でしょう?


I Don’t Know Why feat. Mayer Hawthorne / Kraak & Smaak

Kraak & Smaakはブレイクビーツやファンク、エレクトロなどを掛け合わせた楽曲を作るオランダの3人組です。

Ben Westbeechをゲストボーカルに迎えたSqueeze Meはヒットしましたよね。


Kraak & Smaak – Squeeze Me

Mayer HawthorneだったりBen Westbeechだったりオランダだったり。このブログで多く出てくる名前ばかりですね、結局趣味は寄ってくるですよね。

さて、話をI Don’t Know Whyに戻します。

これTuxedoの曲って言われてもわからないぐらい同じ系統の曲になっていますよね。

歌詞とコード進行はどうなっているのでしょうか?

スポンサーリンク

I Don’t Know Whyの歌詞について

今現在正確な歌詞は見つかっていないため、割愛させていただきます。

ここも僕の耳コピだとちょっと怪しいので。

歌詞がわかり次第追記しますね。

スポンサーリンク

I Don’t Know Whyのコード進行について

では、コード進行を見ていきたいと思います。

ここではコーラス、ヴァース、ブリッジとして考えていきたいと思います。

コーラス

譜面で
idkw1

キーエディターで
idkw2

キーはGマイナーになります。

Gm7→E♭M7→Dm7add11→C7omit3/B♭なのでⅠm7→ⅥM7→Ⅴm7add11→Ⅳ7omit3/Ⅲです。

なかなか分かりづらいコード進行ですよね。

Dm7add11は5thを抜いて使わないと音がこもってしまうので注意です。

Dm7add11、C7omit3/B♭ともにドとソで完全音程を作ってカッチリした響きを出しています。

エレクトロファンクらしいコード進行といいますか。

ベースラインははっきりとさせたくて、上に乗っかる和音は曖昧にしたい、そんなサウンドです。

ヴァース

譜面で
idkw3

キーエディターで
idkw4

Gm7→Gm6→E♭/GなのでⅠm7→Ⅰm6→Ⅵ/Ⅰです。

Gmのワンコードとも言えます。

繰り返すことで内声がファ→ミ→ミ♭→レと半音で下降してくるようになっています。

ワンコードで行きたいけど、マンネリは避けたいって時に使ってみてはどうでしょうか?

ブリッジ

譜面で
idkw5

キーエディターで
idkw6

Dm/G→C/GなのでⅤm/Ⅰ→Ⅳ/Ⅰです。

こちらもGmのワンコードと言っても良い気もします。

ベースがソで鳴っていることと、Dm→Cの流れは別のような。

Cは借用和音です。これはFへ進むためのドミナントと考えておくと良いです。

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
thumbnail

最後に

Mayer Hawthorneがその地位を着々と固めてきているような気もします。

現代人が考えるソウルの人=Mayer Hawthorneぐらいになったら嬉しいですね!

GANO

Tuxedoの楽曲はこちら



仕事依頼thumbnail

スポンサーリンク

関連記事

Vol.129 ソウルミュージック定番のコード進行を使った曲。『A Woman Needs Love (Just Like You Do) / Ray Parker Jr.』

A Woman Needs Love (Just Like You Do) / Ray Parker

記事を読む

Vol.34 なんだか最近暑くなってきたから、これ聴いて涼しくなろうぜ『Eple / Röyksopp』

Eple / Röyksopp どうも、GANO(@Past_Orange)です。 僕は冬よ

記事を読む

Vol.142 Funkyなワンコードからリハーモナイズし哀愁あるサウンドに変化する曲。『Souffles H / MONDO GROSSO』

Souffles H / MONDO GROSSO どうも、GANO(@Past_Orange)で

記事を読む

Vol.54 ひと夏の恋で終わっても、友達のフリをしようよ。『Little Donna / Benny Sings』

Little Donna / Benny Sings どうも、GANO(@Past_Orange)

記事を読む

Vol.99.5 ポカリスエットのCM曲、これってもしかして『D.A.N.C.E. / Justice』じゃない?

新しいポカリスエットのCM曲 どうも、GANO(@Past_Orange)です。 4月より放

記事を読む

Vol.111 悲しい過去と明るい未来の間にある前向きな感情。『ファビュラス / ビッケブランカ』

ファビュラス / ビッケブランカ どうも、GANO(@Past_Orange)です。 悲しい

記事を読む

Vol.71 悪い人だけど、でもどうしても惹かれてしまう。『You’re a cad / The bird and the Bee』

You're a cad / The bird and the Bee どうも、GANO(@Pas

記事を読む

Vol.146 2つの持続音と規則正しく変化する2つの内声が怪しい曲。『Go Up feat. Cat Power & Pharrell Williams / Cassius』

Go Up feat. Cat Power & Pharrell Williams / Ca

記事を読む

Vol.92 ピアノとホーンセクションがかっこいいハウスナンバー 『Mousetrap / Sounds Of Life』

Mousetrap / Sounds of Life どうも、GANO(@Past_Orange)

記事を読む

Vol.123 主要三和音を使った1つのコード進行のみで飽きさせずに聴かせる1曲。『Comes And Goes (와리가리) / hyukoh (혁오)』

Comes And Goes (와리가리) / hyukoh (혁오) どうも、GANO(@Pas

記事を読む

  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
    詳しくはこちら
  • 仕事依頼
    thumbnail