『ザ・マミー』はトム・クルーズの腹筋を観る映画。週末テレビでやってたら家族で片手間に観てね

公開日: : 最終更新日:2019/01/20 映画

『ザ・マミー』はトム・クルーズの腹筋を観る映画

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

2017年7月28日に日本でも公開となった『ザ・マミー』を観てきました!

1932年に公開された映画『ミイラ再生』をリブートした作品となっています。

1999年の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』も『ミイラ再生』のリブートでしたね! 1959年の『ミイラの幽霊』も含むと今作で3回目のリブートとなります。

では、まず予告編を観ていきましょう!


『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』本予告

おぉ! いつも通りトム・クルーズは体を張ってますね! 飛行機墜落しても死なないトム・クルーズ最高です。走り姿も最高。

そして今までのマミーは王子だったのですが、今回は王女に変わっています。ソフィア・ブテラが綺麗ですね!

『ザ・マミー』はこんな人にオススメ!

どんな人が『ザ・マミー』を楽しめるか考えてみました。

・トム・クルーズの腹筋が好きな人
・トム・クルーズのダッシュが好きな人
・トム・クルーズ無双が好きな人

こんな感じ。

もうね、トム・クルーズ映画ですよ! いつものことではあるのですが、トム・クルーズの腹筋大好きダッシュ大好きならとりあえず一見の価値ありですね。

いやトム・クルーズの腹筋は他で散々観てきたわ...って人、ソフィア・ブテラの美しさは劇場で観ましたか? 強そうなラッセル・クロウは観ましたか?

全部観たわ! って言うなら、劇場に行かなくて結構! テレビ放送を待ちましょう。そんぐらいです。

ではネタバレを含んだ感想を載せていきますね!

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『ザ・マミー』の褒めどころを探していこう!


出典:YouTube

最初っから申し上げます。『ザ・マミー』は予告を超えません! 予告が全て、むしろ予告の方が面白い。どうしたらええねん。

点数をつけるとしたら30点ぐらいの映画なんですよ。でもしょっぱなから酷評するのもあれでしょ? だからちょっと、良いところを探してみようかなと思います。

トム・クルーズの体はいつ見ても良いよね!

1から100までトム・クルーズ。やたらトム・クルーズの腹筋を見せてくる映画でした。

ソフィア・ブテラが勢いよくトムのシャツを上に引っ張って腹筋を露わにしたシーンは爆笑だった...

全裸シーンを見ても、55歳の肉体とは思えない張りがあります。

そしてトムダッシュ。予告でもあるようにダッシュがまた気持ちが良い! トム・クルーズのアクション作品にダッシュがないと怒っちゃうもんね!

そしてそしていつものことながら、トム・クルーズ無双。ミイラたちがガンガンやられます。トム強い。さすがCIAの特殊工作員

こういうの夏休みに見ると良いよね!

一応『ザ・マミー』はホラー映画なので、夏休みに子供たちを連れて観に行くって人にも良いと思います。

若干ソフィア・ブテラがセクシーで刺激強くなりそう? って場面もありますが、トムの腹筋ペロンチョするぐらいがピークなのでまぁ大丈夫でしょう!

グロシーンも描写はありますが映りませんし、兎にも角にもシンプルにできているのでOKです。

ソフィア・ブテラ美しいよね!

予告でもわかる通り、最大の悪である王女アマネット役のソフィア・ブテラが美しいです。

ソフィア・ブテラのボディライン目当ての人もきっといるはず。敵なのに美しいし、そんなこいつやべーってほど敵敵してません。

あぁ、もう褒めるところが見つからない。ラッセル・クロウは強そうって書いたけど、詳しく褒めようとすると全然無理。

3つが限界だったよ、トム。ここから本音いきます!

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『ザ・マミー』のここがダメ。予告で全て終わってる


出典:YouTube

予告編というのは客を劇場に呼ぶためにあるものであって、全てじゃないというのがこっち側の意見ですよね。

予告でこんな激しいなら、観せていないもっと激しいやつが劇場で観れるんや! 急げ! って気分で足を運んだわけですよ。

したら、予告にある飛行機墜落シーン、砂嵐に襲われるシーン、泳ぐミイラ。以外何も起こらない!! 予告で全てやんけ!!!

予告で全てです。もっとミッション・インポッシブルのときのようなド派手なアクションとギリギリで処理してハラハラする感じちょうだいよトム。

ローグ・ネイションなんか予告でめっちゃ煽った飛行機シーン冒頭で終わらせて度肝抜かれましたからね。冒頭でそれやって本編大丈夫??って。大丈夫だったんだよね〜。

ダーク・ユニバース・プロジェクトと銘打って、有名な俳優を使ってるのでお金もあるはずなのに、なぜか予告を超えない。

とんだガッカリイリュージョンですよ。

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
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『ザ・マミー』のここがダメ。シリアスなのかコメディなのかわからん


出典:YouTube

ダーク・ユニバース・プロジェクト、ユニバーサルスタジオが制作してきたホラー系の作品を今風にリブートしてアベンジャーズみたいにシリーズにしようぜって流れなわけですよね。

リアリティと本質に迫るちょっと暗い作風にリブートするのが最近の流行りですが、そっちなのかと思いきやコミカルなシーンもまぁまぁある。

まぁまぁあるんですが、そんな面白くはない。パンチ力が足りない。

ハムナプトラのようにコメディとアクションに徹すれば良いものを、大事な部分はシリアスに戻そうとする。どっちつかずになっています。

予告がホラー強めな印象だっただけに、肩透かしを食らった人も多いはずです。そんな怖くもないもん。

『ザ・マミー』のここがダメ。何にもしない人たち多すぎ


出典:YouTube

再登場、ヒロインのジェニー。彼女は墓を掘り起こした1人なんですが、ハムナプトラのように掘り起こした全員が呪われるという設定ではないので、特に王女アマネットに狙われているわけでもありません。

なのにいつもギリギリで死なない。王女アマネット、他のモブキャラはすぐ噛み付くのにジェニーにだけはゆっくり噛み付こうとする。な〜ぜ〜

ジェニー、特に大事な呪文を唱えるわけでもなければ、大切なものを持ってるわけでもなし。強いわけでもなし。しまいにゃ人質にもならずあっけなく死ぬ。

ジェニー、いったい君はなぜトムの横でダッシュしているのだ!


出典:YouTube

ラッセル・クロウ演じるジキル博士(とハイド氏)、キーマンであることは間違いありませんよね。

キーマンなはずなんだけど、中盤にひょこっと出てきて「ハイドって悪い人格が宿ってんねん、めっちゃ強いねん!」ってトム・クルーズと格闘して終わり。なんで出てきた!?

ハイド氏になりそうなギリギリで注射打つ感じもあんま知的に感じません。もっと予防しとかんと。

しかも注射うまく打てなかったから自分で自分を封じ込めて、みんな外出といて!って。その一幕いる?!?

あとそのトムとラッセルの格闘シーンと対比させてジェニーとモブキャラの格闘挟むけどジェニーはなんで戦ってんの??!? そっちは普通に話し合って???

モブキャラ倒すときにしれっとハムナプトラで出てきた「アムン・ラーの書」映す意味は何??

もう画像も貼らないけど一緒に墓を掘り起こして呪われたヴェイルは操られてるの? 助けようとしてくれてるの? なんなの???

『ザ・マミー』のここがダメ。ハムナプトラを超えない


出典:YouTube

予告を超えなければ、ハムナプトラも超えません。中途半端すぎます。

ブレンダン・フレイザーの代わりにトム・クルーズ使ったんだから、ブレンダン・フレイザーを超えるガンアクション・ナイフアクション・肉弾戦があっていいはずなのに、アクションのカッコよさでまず勝てません。

ヒロインのジェニーは上記したように、何もしません。ハムナプトラのエヴリンと比べざるをえない立ち位置ですが、生贄の対象でもないし死者の書読んでもくれない。つまりそういった展開が今作には全くない。

ハムナプトラのジョナサンのようなオトボケ、でもいざという時やってくれるキャラもいません。よくわからないモブキャラたちがわーって出てきてわーって倒されるだけです。

王女アマネットが砂嵐を起こすシーン、しっかりハムナプトラのオマージュとしてアマネットの顔面が襲ってくるようになっていますが、ハムナプトラのような展開は来ません。

イムホテップは砂の顔面で食べようとしてくるからあのシーンがあったのに、アマネットがわざわざ砂嵐に顔面を出した意味は何...

ハムナプトラがなぜ素晴らしい映画かというと、しっかり「家族で楽しく観てね映画」してたんですよね。だから子供たちが飽きないような抑揚とアクション、大人も一緒に楽しめるドラマがあった。それが『ザ・マミー』にはない。辛い。

冒頭の説明長い、丁寧に説明してる割にはジキル博士の説明ない! 「ジキル博士とハイド氏」を知らん人ポカーンですよ。

あとですね、ソフィア・ブテラとトム・クルーズの脳内イチャイチャシーンがちょいちょいはさまれますが、脳内なのか現実なのか境目があいまいすぎます。

ときには別世界、ときには半分見えてる。すぐ砂漠行きすぎ。中途半端。

『ザ・マミー』のここがダメ。ダーク・ユニバース・プロジェクトだから許して感


出典:YouTube

ダーク・ユニバース・プロジェクトだから許して感あります。これのおかげで救われている感じもあるわけですね。

とりあえずのジキル博士の登場も、今後シリーズのキーマンとして出てくるからお約束として登場させとくよってことだと思います。

最後はトム・クルーズ演じるニックが神と人間の中間みたいなまま終わったのも、今後出るかもよ〜お楽しみに〜って感じですもんね。

救いではありますが、あまりに雑ではなかろうか。これでは次回の『フランケンシュタイン』を観に行く気がなくなってしまいます。

すでにダーク・ユニバースとして俳優陣のスケジュールを抑えていることでしょうから、ガタガタと落ちないよう今後に期待したいですね!

最後に

現時点で、今年劇場で観た映画ワースト1位になってしまいました。

そこまで期待していなかったですが、その期待をも下回るとは。

ただずっと腹立ったままの映画ってわけでもなく、なんだよこれ〜!って笑っていられるだけ救いです。

ぜひ、テレビ放送を待ってお楽しみください。

GANO

家族の余命を知ったら、あなたはどうしますか?



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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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