映画『アントマン&ワスプ』 “サイズチェンジ”でスパイアクションはブーストする! 終始笑顔で観れる優しい世界
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最終更新日:2019/01/20
映画
映画『アントマン&ワスプ』 “サイズチェンジ”でスパイアクションはブーストする!
どうも、GANO(@Past_Orange)です。
2018年8月31日に日本でも公開となった『アントマン&ワスプ』を観てきました!
『アントマン』の続編となる作品ですね。
では、まず予告編を観ていきましょう!
「アントマン&ワスプ」日本版本予告
今回は相棒「ワスプ」を連れてのバディものになっています!
前作がかなり面白かっただけに期待値も上がりますね。
『アントマン&ワスプ』はこんな人にオススメ!
どんな人が『アントマン&ワスプ』を楽しめるか考えてみました。
・MCUが好きな人
・強く美しい女性が観たい人
・親子でアクションムービーを楽しみたい人
こんな感じ。
まずMCUが好きな人。KICK THE CAN CREWと言いたくなってしまうあなた(私)、違います。いつも言いたくなります。マーベル・シネマティック・ユニバースの略ですね。
本作は時系列では『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』と『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』の間にあたります。インフィニティ・ウォーで絶望した方、優しい世界まだあります。
そして強く美しい女性が観たい人! 前作でサポート役だったホープが「ワスプ」として戦います。さらに敵も女性! スマートでクールなアクションは必見です。
最後に親子でアクションムービーを楽しみたい人。むしろここが一番の推しどころかもしれん。
スパイアクションって大人向けな印象がありますよね。人がバンバン死ぬしお色気シーンもあったりしてお子さん連れて観に行くにはちょっと気がひけるかと思います。
がしかし、アントマンは大丈夫! 全然死なないしエッチじゃないし親子の愛がいっぱいの終始笑顔の優しい世界。でもちゃんとスパイアクション! 最高です。
『アントマン&ワスプ』を観る前に
もちろん本作だけでも楽しめるんですが、事前に他の映画も観ておくとより楽しめます。
『アントマン』
続き物なので前作は観ておきましょう。僕は大興奮だったな1作目。MCU内でも上位ですよ。
スコットはなぜアントマンになったのか。ホープとの関係性。キャシーはスコットにとってどんな存在? などなど、知っておくと話がすんなり入ってきますよ。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
スコットがなぜ自宅から2年間出ることができない状況になったのか、その答えはシビル・ウォーにあります。
MCUを観続けてきた人はかなり興奮する作品ですが、何も観ていないと登場人物たちの関係がわからずモヤモヤするかも?
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
時系列的にね、『アントマン』→『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』→『アントマン&ワスプ』→『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』なんでね。
一応観ておいても、、、いや観なくていいかな! しっかり繋がるように作られているんだけど、観ないほうがいいかも! 逆に! というかMCU全部観て!! ここまでで19作品しかないんですぐ観れます!!!
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『アントマン&ワスプ』は優しい世界でのスパイアクション
“スパイアクション”を打ち出した映画は、どことなく大人向けな印象ですよね。
そもそも“スパイ”しなければいけない状況なわけで、リアリティを求めていくとどうしても堅苦しくなっちゃいます。
さらには激しいアクションの末に待つ死。時には目を覆いたくなるような悲惨な死が待っていたりします。血が飛び散ったりね。
“スパイアクション”色を強めていけばいくほど、反比例してエログロが苦手な人、お子さんと一緒に楽しみたい人などを遠ざけてしまいます。
どこかに血が飛び散らない、分かりやすい、けど痛快な”スパイアクション”はないだろうか…。
そこで『アントマン』! そして『アントマン&ワスプ』!! このシリーズ2作品は痛快なスパイアクションを楽しめつつ終始笑顔でいられるバランスの良い映画なんです。
前作『アントマン』よりも本作『アントマン&ワスプ』は優しい世界観が増し増し、親子で観ると仲がより良くなるんじゃないでしょうか。
全然ネタバレしてないし、というか本編にすら触れてないんですが、この部分は絶対言いたくてですね。ほんとバランスいいんだよ。
『アイアンマン』とか難しそうじゃん? MCU多くね? みたいな人もまず『アントマン』家族で観てもらって、そっから入ってもらえると嬉しいですね。
ではネタバレを含んだ感想を載せていきますね!
『アントマン&ワスプ』は父と娘の映画
本作はスコットと娘キャシーのスパイごっこから始まります。家全体を段ボールで迷路にし遊ぶ姿は実に微笑ましいですね。
冒頭シーンは映画全体を通してのテーマを指しているのではないかと思います。
スコットとキャシー、ピムとホープ、血は繋がっていませんが育ての親であるフォスターとエイヴァ。父と娘の愛と絆の映画なんです。
スコットとキャシー、ピムとホープの絆は前作で表現されていましたが、今回違う形の親子愛を見せてくれたのはフォスターとエイヴァですね。
スパイアクションやヒーローものでの悪役って、一時的な協力者であって利害関係だけで繋がっている場合がほとんど。
フォスターも研究のため、エイヴァも自分の苦痛を和らげるために組んでいるのではないかという雰囲気もありました。
しかし最後(まで行かずともわかるのですが)、私といたら逃げられないとエイヴァがフォスターを気遣い関係を断とうとする。この時点でエイヴァはフォスターを慕っていたことがわかりますね。
反対にフォスターも、どうなろうとエイヴァと共にいると断固拒否する。お互いに気遣い支え合う2人。血が繋がっていなくても親子の愛はそこにあった!
量子力学というとっつきにくい要素を盛り込みつつも、家族愛に重きを置いた部分に他のヒーローとは違う「優しい世界」を感じました。
世界を守るより身近な家族を守る、そんなところも”アントマン”だね!
『アントマン&ワスプ』のサイズチェンジアクションから目が離せない!
アントマンシリーズはコミカルで愛に溢れたものですが、スパイアクションの”アクション”部分も見逃せません。
MCUで言えば『キャプテン・アメリカ / ウィンター・ソルジャー』はアクション面がかなり強化されスピード感のある映像が続き興奮しました。
本作では従来のアクションのスピード感にサイズチェンジという動きを加えることでよりパワーのあるアクションシーンを実現しています。前後左右上下の動きに大小が加わったってことです。
さらにはアントマンとワスプのバディプレイ、ゴーストの物体すり抜け能力も加わり前作より強力なアクションシーンが楽しめます。
また、男性同士のパワーがぶつかり合うアクションだけでなく、俊敏さを生かした関節技でのアクションを見せてくれるワスプにも大興奮です。
MCUのブラック・ウィドウ、『ミッション・インポッシブル』シリーズのイルサもこのタイプですね。美しくかっこよく、女性は守られるものというのは古い考えであると映像で訴えているようにも感じます。
そしてそして、カーチェイスにサイズチェンジが加わったことも面白さの1つ!
サイズチェンジがなくてもアントマンシリーズはカーチェイスにスピード感があり楽しいのですが、車体が小さくなり他の車の下に潜り込み持ち上げるという動きは他の作品では見られないものです。
本物の車を小さくしておもちゃのように扱ったり、一方でアントマンが大きくなって実物大の車をおもちゃのように扱ったり。
相対的なものの捉え方を楽しむギミックが盛り込まれているのも魅力です。
最後に
『インフィニティ・ウォー』の展開は重く残っていますが、その裏でこんな優しい世界があったのかとちょっとホッとしましたね。
友達となったゴーストのためにも量子の世界に行くスコット、ほんと優しい世界。
GANO
観てるこっちが死にそう!
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