映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』 MIBシリーズは俳優に頼りすぎた? きっとニューラライザーで記憶を消されたのだ
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映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』 MIBシリーズは俳優に頼りすぎた?
どうも、GANO(@Past_Orange)です。
2019年6月14日に日本公開となった『メン・イン・ブラック:インターナショナル』を観てきました!
大人気MIBシリーズのスピンオフですね。
では、まず予告編を観ていきましょう!
映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』予告
MIBシリーズらしい映像がワクワクしますね!
KとJのコンビは出てくるのでしょうか?
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』はこんな人にオススメ!
どんな人が『メン・イン・ブラック:インターナショナル』を楽しめるか考えてみました。
・クリス・ヘムズワースが好きな人
おっと。クリヘム好き一択になってしまいました。
予告でもわかるように、大人気俳優クリス・ヘムズワースが主演です。兎にも角にもクリヘム映画。
クリヘム好きな人は、観ると「クリヘムかっこいい!」となれることでしょう。
逆にMIBシリーズ好きは観ると「なんか違うな」ってなりますのでご注意を。
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『メン・イン・ブラック:インターナショナル』を観る前に観ておきたい映画
本作はMIBシリーズのスピンオフなので、予備知識としてMIB1作目は観ておくと良いです。
トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスが主演のMIBシリーズは全部で3作。
ということは3つとも観ないとわからない? となりそうですが、MIBを知らなくても観れるように作られているので問題ないです。
一応、MIBってなんだっけ? って気になる人は1作目だけ観ておきましょう。
さらに俳優を楽しむという点にて、話としては関係ないですが『マイティ・ソー バトルロイヤル』はオススメです。
クリス・ヘムズワース演じるソーと、テッサ・トンプソン演じるヴァルキリーが大活躍の作品です。
終始笑えますし、展開もアクションもぶち上げのお祭り騒ぎ映画なので、むしろタイカ・ワイティティ監督がMIBやればいいのになって気持ちです。
ではネタバレを含んだ感想を載せていきますね!
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』の褒めどころ
冒頭からつまらなそうに書いているのでわかっていると思いますが、本作非常に面白くないです。
僕はこういう作品を「予告がピーク映画」として心の中でひとまとめにしています。予告はいいのよ!
ここら辺ですね。いくらお金をつぎ込んでも、噛み合わなければ面白くない作品になっちゃうってことですね。
そんなこと言っても褒めるところもそれぞれある! たとえば。
クリス・ヘムズワースがかっこいい
クリス・ヘムズワースがかっこいいです。
クリス・ヘムズワースの裸が観れますし、チャラいクリス・ヘムズワースも魅力です。
ムジョルニア、じゃなくただのハンマーも投げますし、クリヘムファンは大喜び! なはず。
冒頭のワクワク感
HとハイTが冒頭にて戦うシーンは、それなりに始まった感があってワクワクできます。
男女の告白シーンを台無しにするもニューラライザーで記憶消すからオッケーでしょみたいなノリもMIBらしくていい感じ。
エイリアン扱いの有名人
MIBシリーズでは現実に存在する人物を実はエイリアンだったという設定で登場されています。
エージェントになりたいマイケル・ジャクソンとか、有名ですよね。
本作ではアリアナ・グランデ、イーロン・マスクがまず映ります。イーロン・マスクは月に行くっていうより帰るってことなのね。
そんでもって「彼はわかりやすい」と誰から見ても宇宙人! として映し出されるのがドナルド・グローヴァーです。
まぁ宇宙人でしょうね。俳優も歌も脚本も、なんでもやっちゃうスーパースターですから。宇宙人だったのか、安心しました。
てな具合に、結構出だしは良かったかなって思います。
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』 俳優を選んで後はおまかせ?
公開してから散々言われていますが、非常にお話が平坦で浅いです。
Mが小さい頃に助けたエイリアンもリザの手下として出て来ますが、それだけ。
何かおかしい、昔と違うぞ? と言われる優秀なはずのH(真犯人と思わせるフェイク設定)は、マジでただの普通なエージェントだった。なのに支部長見習いに任命される。
最凶の武器商人のリザって煽っておいて、警備はザル、アクションも雑。せっかくレベッカ・ファーガソン使ってるんだからもっと関節技とか使いまくって欲しかった。
MIB内部にスパイがいる! って予告でニーソンが言ってたので、それニーソンだろって観てたらマジでニーソンだったオチ。
リーアム・ニーソンは黒幕感強い俳優なので、そこを裏切って欲しかったんですけどね。
と、まだまだあるんですが、非常に平坦かつ先が読める展開と抑揚の無さでして。
世界を飛び回ってどんちゃん騒ぎ! な感じで言うと、『アクアマン』の方がぶっ飛んでましたね。絵的に似てる場面も多いですが、断然面白いのは『アクアマン』です。
過去MIBは深みがあったの? となりそうですが、それほどでもなかったです。でもちゃんと面白かった。
過去3部作品との違いはやはり、エージェントKとエージェントJの絶妙な掛け合い。ボケとツッコミが抜群だったんですよ。
冷静沈着で無口、何を考えているかわからないがしっかり展開を読んでいて何でも知ってるエージェントK、ボケですね。
そのKに振り回されながらも熱血漢として全力で戦うリアクション抜群なエージェントJがツッコミです。
これはトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスという配役も抜群にはまっていて、だからこそ面白かったんですよね。
特にJは僕たち観客の代弁者のような役割もありました。なんだよそれありえね〜ついていけね〜ってことを代わりに突っ込んでくれていました。
なるほどMIBはそういうノリねってたまにノリツッコミすると、そのさらに上のボケをKがかましてくる感じです。僕たちはJとしてシリーズを楽しんでいたんですね。
そこで本作、チャラく優秀なようで優秀じゃないHと、知識はあるけど経験がなくて未熟なM。どちらも中途半端なキャラクターですね。
ボケもツッコミもなく、なんとなくMIBっぽい絵作りが続く2時間。
監督が違うという点もそうなんですが、やはりシリーズを通してトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスに頼りすぎたんだと思うんですよね。
MがKポジション、HがJポジションならまだ良かったでしょう。それでも過去シリーズとの違いが無さすぎて超えられないでしょうが、本作よりは良くなったはずです。
良い俳優を集めただけに残念な仕上がりになってしまいましたね。
最後に
実は超絶面白いシーンがバンバン入っていたんだけどニューラライザーで記憶を消されたのではと、思って、いないっすね。思いたいです。
あとニューラライザーの光は赤がいいな!
GANO
こっちのモンスターバトルも超熱いです!
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