映画『マーウェン』 理想と現実の違いを受け入れ、どちらも捨てず生きていく。BTTFネタもあるよ

公開日: : 映画

映画『マーウェン』 理想と現実の違いを受け入れ、どちらも捨てず生きていく

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

2019年7月19日に日本公開となった『マーウェン』を観てきました!

ロバート・ゼメキス監督の最新作ですね。

では、まず予告編を観ていきましょう!


映画『マーウェン』予告編

実話に基づく映画のようです。

ヘイトクライムによる暴力シーンがあるため、苦手な方は注意してくださいね。

映画『マーウェン』はこんな人にオススメ!

どんな人が『マーウェン』を楽しめるか考えてみました。

・自分の意思を反映させ創作している人
・理想の世界を想像している人
・ゼメキス好きな人

こんな感じ。

創作活動をしている人で、自分自身を投影した作品を生み出したことのある人は共感する部分があると思います。

そして理想の世界を想像している人。超現実主義者でなければほとんどの人が理想を抱いて生きているのではないでしょうか。

最後にゼメキス映画好きな人! ファンサービスがあります。

ではネタバレを含んだ感想を載せていきますね!

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『マーウェン』 現実だけを見なくてもいい


出典:YouTube

ヘイトクライムにより記憶を失い脳に障害を抱え生きる写真家マーク・ホーガンキャンプを基にしたお話。

成人後の記憶はおろか、文字さえまともにかけなくなってしまっている状態で始まるんですが、結構コミカルさがあり救われました。

結構辛いお話なので、そこはゼメキスのバランス感覚の良さなのだなと思います。

マーウェンではホーギーとニコルは結ばれますが、現実ではそうもいかない。理想の世界を模倣しても、結果は違ってきます。

結構辛いし、実際みんな理想の結果に向かって行動するわけで、理想と現実のギャップに苦しむんですよね。

現実での行動は予測不可能で痛みを伴う、だから理想の世界の中だけで生きていきたい。そう思うのは普通のことです。

でもマークは現実でも生きることを選びました、大きな一歩ですよね。

そして理想の世界を持ち続けることもやめない、並行世界としてマーウェンは存在し続けるんです。理想と現実、どっちも捨てなくていい。

マーウェンはマークの心の支えであるし、現実で行動を起こすためのきっかけでもあります。僕らもやってることは一緒なんですよね。

似たお話で、過酷な生活を乗り切ったからといって、その後に幸せな生活が待っているとは限らないという映画があります。

『キャスト・アウェイ』

同じくゼメキス監督作品ですね。どんなことが起きても自分の人生、自分で選択し進むことができる。

こう行動したのだから、きっとこの後はこうなるはずだ。という想像は、あくまで想像であって現実はそう上手くいかない。

辛いですね! でも、受け入れて生きていこうよってメッセージを伝えたいのかなと思います。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ネタも入っていた『マーウェン』ですが、理想と現実はある意味デロリアンで変えた未来のようですね。

行動することで未来は良くも悪くも変わっていくよ、どれも自分の選択なんだってことなんですよ。

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『マーウェン』 他者の背景を想像することの大切さ


出典:YouTube

本作は登場人物の背景が見えそうで見えない。そこに疑問を持ちつつ、それって僕らの生活と変わらないなと思いました。

マークが記憶を失う前に結婚していて、お酒も大好きで、ハイヒールを287足も所持している。けど、詳しいことは何もわからない。

ニコルもカートとの関係が見えてこないし、写真に写る青年が誰なのかもわからない。

どんな背景があるんだろう? 聞いてもいいのかな、ダメかな。もしかしたらとっても大事なことかもしれない。

現実そのものですね。世の中ググって出てくるものなんてほんの一部です。

しかもググり方によって結果は180度変わってくる、信じたいものをググって見てるんですよ。それってマーウェンじゃん。現実じゃない。

マークの周りの人たちはみんな、記憶を失ったマークを受け入れ支えてくれます。

過去がどうであったかは問題ではなく、今目の前にいるマークを助けてくれる。優しいですね。

出会ったばかりのニコルも、多少ロバータから話は聞いたにせよ、深堀せずマークの気持ちを想像し接してくれます。みんな優しいな!

他者の背景や気持ちを想像することって大切だよってことなんですよね。

想像力が欠如した登場人物も出てきましたね、マークに暴行した人たちです。

マークがハイヒールを集めていて、たまに履いたりすると聞いて「変態野郎」と瀕死状態に追い込むんです。

バーであった人の趣味を聞いて変態扱いって、想像力のかけらもありませんね。

表面上の印象だけを持って相手を判断し攻撃する、想像力が欠如した人は非常に厄介です。見たいものしか見ないから。

人を大切にしたい、自分と周りの人を幸せにしたいなら、映画や本など他者の生活や視点に触れて、こういう考えや生き方があるのかと学ばないといけません。

想像力をつけて他者と接しようねってお話でもあると感じました。

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
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最後に

理想の世界に閉じこもっていないで、少し現実でも生きてみようよ。そう背中を押してくれるような作品ですね。

みんな想像力があれば、世界はもっと良くなるのにな。そう思いました。

GANO

こっちの人形は自分で動く!



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  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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