Vol.111 悲しい過去と明るい未来の間にある前向きな感情。『ファビュラス / ビッケブランカ』

公開日: : ANALYZE ,

ファビュラス / ビッケブランカ

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

悲しい出来事から立ち直って、今度こそ! と前向きになる瞬間ってあると思います。

悲しい過去と明るい未来の間にある前向きな感情を歌にした曲を今回は紹介します!

ビッケブランカ『ファビュラス』

日本のシンガーソングライター、ビッケブランカの明るい楽曲です。

ビッケブランカはそのぶっこまれる裏声が特徴的ですが、裏声以外の歌声も素敵だと感じます。

ダンスも踊っちゃってかなり陽気ですよね!

さて、ファビュラスの歌詞やコード進行はどうなっているのでしょう?

見ていきます!

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ファビュラスの歌詞について

では、歌詞の一部を引用して見ていきましょう!

雨上がりの道端に僕は
ひとり突っ立って待っている
たった一度の奇跡で運命がガラリと変わるよ

音楽歌詞の中で雨は悲しみの比喩として使われることが多いです。

ファビュラスの場合は雨上がり、悲しみが過ぎ去った後ではないでしょうか?

悲しみのあった人生でもちょっとしたことで明るい人生に変わる、だから待っている。そんな内容に聞こえます。

あなたのキッスに泣きたい
Hey yo I am going to say yeah

ここで見れるのは「あなた」が現れたことですよね。

だってさっきまでは「ひとり突っ立って」たわけですから。

「あなた」が現れて、そして「キッス」してくれる。そこで嬉し泣きしたいと言っています。

今までの雨の人生とは真逆になることを望んで、そして「I am going to say yeah.(絶対イェー!と言ってやる)」と歌います。

人生 Fabulous
寝ても覚めても 僕は踊る 踊る
グレーの煙あげて 素通りしてったの停留所
Fu Fu さよなら バスは行く

Fabulousとは奇跡的な素晴らしさとか驚くべき〜みたいな意味です。

人生あっと驚くような素敵な出来事が起こるからと歌っています。

そしてここでも場面は動きます。

さっきまで「道端に僕はひとり突っ立って待っている(バス停で待ってる)」状態だったのですが、サビではバスに乗って停留所を素通りしています。

人生が動き出したことをバスに例えて歌っていますね!

「ラジオスターの悲劇 / バグルズ」から引用してきた「Fu Fu」も良いですね。

Let Go Wipe All Of My Tears
Let Go Let Go Wipe All Of My Rain Heart

涙を全て拭いさろう、心の悲しみも全部。そんな前向きな歌詞ですね。

喜びの絶頂ではなく、悲しい過去と明るい未来の間にある感情を歌っていると感じます。

絶対幸せになってやる〜! そんな歌詞ですね。

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ファビュラスのコード進行について

続きまして、コード進行を見ていきたいと思います。

構成はAメロ、Bメロ、サビと考えていきます。

Aメロ

譜面で
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キーエディターで
fabulous2

キーはCメジャーとなります。

C/E→F→Am→GなのでⅠ/Ⅲ→Ⅳ→Ⅵm→Ⅴです。

C/Eを頭に持ってくることでCの落ち着いた感じを回避しています。

もちろんC/EでなくCでスタートしても良いコード進行ですが、後に出てくるサビのコード進行のスタートの仕方と違いを出すために第1展開系を使用した形です。

メジャーコードが多く明るいコード進行です。

Bメロ

譜面で
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キーエディターで
fabulous4

F→C→Am→F→GなのでⅣ→Ⅰ→Ⅵm→Ⅳ→Ⅴです。

F→C→AmとF→Gにわけることもできますが、今回は1つとして考えてみます。

メジャーコードがほとんどのこちらもとっても明るいコード進行ですね。

トニックが出てきますがF→Cとアーメン終止を使っているため終止感は弱いです。

Bメロ(ブリッジ)らしい期待感を高めるコード進行です。

サビ

サビ1 譜面で
fabulous5

キーエディターで
fabulous6

C→F→GなのでⅠ→Ⅳ→Ⅴです。

主要三和音を使ったシンプルなコード進行!

トニックを頭に持ってくることで安定感あるスタートだと言えます。

シンプルなのでメロディがより大事に。ファビュラスはブルーノートを使っていますね!

サビ2 譜面で
fabulous7

キーエディターで
fabulous8

Am→G→F→GなのでⅥm→Ⅴ→Ⅳ→Ⅴです。

ダイアトニックコードを使い、真横に移っていくスムーズなコード進行です。

F→Gと続き次のコード進行へつなげるため明るく期待感が高まるコード進行です。

サビ3 譜面で
fabulous9

キーエディターで
fabulous10

Em→F→GなのでⅢm→Ⅳ→Ⅴです。

これまた順次進行、最後にF→Gと期待感を高めるコード進行です。

ここでやっとEmが登場しますね!

ファビュラスのコード進行は主要三和音、そして少しのAmとEmでできていることがわかります。

シンプルで明るい曲調になっているのはコード進行がこのようになっているからなんですね。

その分メロディにブルーノートを使うことで癖を出していると感じます。

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
thumbnail

最後に

メタボリック「en Natural」CMソングに楽曲「Natural Woman」が使用されていますね。

現在ショートバージョンが公開されています。

Natural WomanのキーはE♭マイナーですね。

コード進行はヴァースがE♭m→C♭→A♭m→D♭で、コーラスがC♭M7→B♭7→Em7→A♭7ですね。

今後フルバージョンも公開されるみたいなので、その時にまた歌詞やコード進行について詳しく記事を書きたいと思います。

GANO

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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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