Vol.80 足を踏み鳴らせ!踊り狂おう!!明るいダンスナンバー。『Move Your Feet / Junior Senior』
公開日:
:
最終更新日:2018/07/23
ANALYZE GANO's ANALYZE, Junior Senior
Move Your Feet / Junior Senior
どうも、GANO(@Past_Orange)です。
今回紹介するのは明るいダンスナンバー。ダンスナンバーと言っても夜中に踊り狂うクラブでかかるような怪しくちょっと危ない香りのするダンスナンバーではございません。
ホームパーティーで流れてみんなで踊るような、なんだかハッピーな気持ちになるダンスナンバーです。
クラブでも流れると思うけど、最近の流行とはちょっと違ったダンスナンバーです。
Junior Senior – Move Your Feet
どうでしょう?非常に明るくおチャラけた印象を受けるダンスナンバーではないでしょうか。MVもドット絵で可愛いですね!
このMove Your Feetはゲーム『Dance Dance Revolution』にも使用されているので、ご存知の方も多いかと思います。
Junior Seniorはデンマークのヒップホップグループ。
ヒップホップというとまたマッチョな黒人をイメージする人もいるとは思いますが、Junior Seniorの曲はとっても明るくてポップなサウンドです。
ヒップホップグループという枠ではなくダンスロック系のミュージシャンとしても紹介されています。2008年に解散しちゃってますね。
とっても明るくて楽しい気持ちになれるダンスナンバー、さてどんな曲なのでしょうか?
スポンサーリンク
Move Your Feetの歌詞について
繰り返される歌詞『Everybody, move your feet and feel united Oh oh oh』はサンプリング(元ネタがわからない)でして、何回も繰り返されます。
それ以外のラップ部分も特に意味はないので、ザックリと引用しますね!
Everybody, move your feet and feel united
Oh oh oh, yeah
We’re going downtown, oh yeah
もうこんなザックリな訳になっちゃいますね。これだけなんです!
ラップ部分も「レコードに針落として歌おうぜ、ビートを止めんな、足を鳴らせ」ぐらいです。
歌詞がどうこうってよりもどれだけ歯切れが良いかがポイントの曲ですね!楽しければそれでよし。
Move Your Feetのコード進行について
サビがどこかもわかりませんしコーラスとヴァースってわけでもないので、『Everybody〜』の部分をAメロ、その後のインスト部分をBメロとして紹介します。
キーも決めづらいですが、この部分のメロディを軸に考えてGメジャーとしますね。
Aメロ部分はⅢm7→Ⅱm7ですね。これを繰り返すのみ!
なんの変哲もないコード進行ですよね、このコード進行とメロディだけだったら全然踊れませんが、ホーンが弾んでいたりベースがスライドしていたりとアレンジ面で踊らせている印象です。
そしてなにより、このAメロがあるからこそBメロがカッコ良く聴こえるんです。
本来Aマイナーのコード進行ですが、AメロがGメジャーなのでそっちで考えましょう。
Ⅴm→Ⅵm→Ⅱmです。こちらもなんの変哲もないコード進行ですが、なぜか「クール!」って叫びたくなりませんか?
まずはAメロのAm7から強進行してBメロに移っていること、スムーズですよね。スムーズなんだけどコード進行の頭からⅤmという借用で始まるんです。
GメジャーからAマイナーにスムーズに転調しているわけなんだけど、コード進行が転調前後の調の共通コードでない部分がおチャラけた感じを出しています。
そしてAメロでは1小節ごとにふんわりとコードが移っていたのですが、Bメロでは2拍ずつカッチリと音を切ってコードが移っています。
ふんわりとカッチリの組み合わせ方が絶妙。踊らせる曲なんだからずっとふんわりもずっとカッチリも嫌でしょ?ちょうど良い塩梅になっているんですね。
ヒップホップらしくどこかからサンプリングしてきたのでしょうが、そのサンプリングセンスが光る楽曲アレンジとなっています。
最後に
昨今ではメインでEDMとカウンターでディスコリバイバルが盛り上がっています。Move Your Feetも2003年の曲ですがディスコリバイバルに含ませたいぐらいですね。
このようにヒップホップ的な楽曲アレンジでのアプローチも面白いので、取り入れてみてはいかがでしょうか?
GANO
ディスコリバイバルいいよ
スポンサーリンク
関連記事
-
Vol.81 愛しているからこそ、今言わなければいけない。『Something About Us / Daft Punk』
Something About Us / Daft Punk どうも、GANO(@Past_Ora
-
Vol.111 悲しい過去と明るい未来の間にある前向きな感情。『ファビュラス / ビッケブランカ』
ファビュラス / ビッケブランカ どうも、GANO(@Past_Orange)です。 悲しい
-
Vol.65 傷心な彼女へ仲直りの電話。『Please Please Please Me / Talc』
Please Please Please Me / Talc どうも、GANO(@Past_Ora
-
Vol.6.5『サンプリングってなに? Daft Punk編』
サンプリングってなに? Daft Punk編 どうも、GANO(@Past_Orange)です。
-
Vol.63 たった2小節のループを延々使うBreakbeats。『Forget It / Cut & Paste』
Forget It / Cut & Paste どうも、GANO(@Past_Orange
-
Vol.132 DiscoからWest Coast Hip Hopの流れをオマージュした1曲。『24K Magic / Bruno Mars』
24K Magic / Bruno Mars どうも、GANO(@Past_Orange)です。
-
Vol.134 映画「プラダを着た悪魔」で使用され強く美しい女性の曲として使われるようになった。『Suddenly I See / KT Tunstall』
Suddenly I See / KT Tunstall どうも、GANO(@Past_Orang
-
Vol.133 2コード、1小節のループでも成立するかっこよさ。『Be (intro) / Common』
Be (intro) / Common どうも、GANO(@Past_Orange)です。
-
Vol.140 天にも昇る心地、それは気持ちだけ? 歌詞とコード進行がガッツリ絡まる。『Cloud 9 / Jamiroquai』
Cloud 9 / Jamiroquai どうも、GANO(@Past_Orange)です。
-
Vol.79 花嫁を奪って駆け落ち。それは道に迷うのか、それとも拓くのか。『Get Lost / Breakbot』
Get Lost / Breakbot どうも、GANO(@Past_Orange)です。