Vol.145 元恋人と再び出会い口説き落とそうとする曲。『2nd Time Around / Tuxedo』
公開日:
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最終更新日:2018/07/23
ANALYZE GANO's ANALYZE, Tuxedo
![](https://past-orange.com/po_sp/wp-content/uploads/2017/04/tuxedo_2.jpg)
2nd Time Around / Tuxedo
どうも、GANO(@Past_Orange)です。
別れた恋人に数年ぶりに会ったら、もっと好みになっていた! そんなときあなたはどうしますか?
やっぱプライドが邪魔をする? それとも直球に口説きに行きます?
今回紹介するのはこの曲!
Tuxedo – 2nd Time Around
Tuxedoのセカンドアルバムに収録されている楽曲ですね。
MVがピンボールばかりなので、村上春樹の「1973年のピンボール」を思い出します。最後はガチガチに震えながらピンボールやるんだよね
楽曲としてはTuxedoらしいディスコソング、懐かしさがありますね。
では、歌詞とコード進行を勉強していきましょう!
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2nd Time Aroundの歌詞について
歌詞の一部を引用して見ていきましょう。
I think it’s gonna be better
The second time around
We can work it out
非常にシンプルな言い回しですね。
なんかうまくいきそうじゃない? 最初はうまくいかなかったけど、2回目だから大丈夫。心配すんなよ! そんな感じですね。軽い
I felt a super sensation
From the second I laid eyes on you
Never gave into temptation
‘Cause I didn’t want to lose my cool
2回目とあえて言っているのは、以前も出会っているからですが、そのときは惹かれなかったのでしょうか?
それとも1度別れて、久しぶりの再会を意味しているのかもしれません。
とにかく、冷静さを失わないようにとか言いつつめっちゃ口説き始めています。
Then the sparks they flew
Nothing we could do
But the aftershock was much too strong
If we start as friends build it up again
Maybe we can make through
Longer lasting brand new
彼らを吹き飛ばしたと訳してみましたが、これ以前に大げんかして別れたってことではないでしょうか。
バッチバチにやりあって別れて、その衝撃は長く続いたよねと。
でもまた会って、変わった君を見て、もう一度友達からやり直さない? なんて口説いているわけですね。
よりを戻そうよの歌でした。軽い!
歌詞を書く際の参考にしてくださいね。
続いて、コード進行との関わりです。
2nd Time Aroundのコード進行について
ではコード進行を見ていきましょう。
ここではコーラス・ヴァースと考えていきます。
コーラス
コーラス1 譜面で
キーエディターで
2nd Time AroundのキーはA♭メジャーです。
B♭m7→Cm7→D♭M7→Cm7なのでⅡm7→Ⅲm7→ⅣM7→Ⅲm7です。
出ました、何度繰り返してもOKな定番コード進行です。僕は行ったり来たりコード進行と呼んでいます。
ダンスミュージックでは定番で、展開をつけずサウンドを現状維持で止めたいときに使います。
Can You Believe It’s Magic / Benny singsでも同じコード進行が使われています。
コーラス2 譜面で
キーエディターで
Fm7/E♭→Fm7/CなのでⅥm7/Ⅴ→Ⅵm7/Ⅳです。
Fm7のワンコードではありますが、曲の展開部分ですのでベースを動かしてサウンドに変化を与えています。
大きく変化はできないので、アレンジ面で工夫が必要なコード進行だと思います。
ヴァース
ヴァース1 譜面で
キーエディターで
B♭m7→Fm7→Fm7/E♭なのでⅡm7→Ⅵm7→Ⅵm7/Ⅴです。
6度であるFm7での安定感をメインに感じるコード進行です。
2度のB♭m7から始まるので展開を期待しちゃいますが、すぐ安定に向かい、その後に展開を匂わせているコード進行だと言えます。
ベースラインの続きが気になる流れですね!
ヴァース2 譜面で
キーエディターで
Dm7♭5→D♭M7→C→F→A♭なので#Ⅳm7♭5→ⅣM7→Ⅲ→Ⅵ→Ⅰです。
レ→レ♭→ドの半音の流れが美しいですね!
後半のF→A♭はB♭へ向かうための流れでして、B♭メジャーからの4度であるFと、B♭マイナーからの7度であるA♭をつなげて勢い良くつながるようにできています。
そしてFへ進むためのセカンダリードミナントのCを手前につける。Cへ行くための流れとCからの流れが非常にスムーズですね!
ヴァース1からのベースラインもなだらかで美しいので、セットで使うと良いです。
最後に
元恋人を見つけてやり直そうよと言ってる歌なわけですが、うまくいかなそうですよね。
結局早めに別れたりして、再チャレンジだ! って浮れていると足元すくわれそう。
GANO
Tuxedoと言えばこの曲!
![仕事依頼](https://past-orange.com/po_sp/wp-content/uploads/2015/08/-e1438677108862.png)
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