Vol.64 アニメ「おそ松さん」のEDがオシャレなので。『SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~ / おそ松さん』

公開日: : 最終更新日:2016/06/12 ANALYZE ,

SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~ / おそ松さん

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

皆さん、おそ松さん見てますか?面白いと小耳に挟んだ僕は2話から見てます。小ネタがいっぱいで常に笑っていられるアニメでして、1話を見逃したことをとても悔やんでいます!!

おそ松さんの面白クオリティもさることながら、エンディングのかっこよさも抜群です。

おそ松さん おそ松(櫻井ver.)ED

面白さとかっこよさのバランスが絶妙ですね!好きですこういう曲。

作詞作曲編曲を務めるのはTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDというテクノポップ系のユニットです。メンバーは各々アニメの劇伴や主題歌を多数製作しておりまして、やり手のコンポーザー集団といった印象ですね。

今回のおそ松さんのエンディング曲も、Disco Houseな路線を狙っていまして、まんまと釣られてしまいました。かっこいい!

では、どんな曲か見ていきましょう!!

歌詞は正式に出ていない&深読みする内容ではないため割愛させていただきます。

スポンサーリンク

SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~のコード進行について

今回、上の動画がアレなので削除されるかもしれないため、自分でカバーを作っておきました。ザックリとなのでちょいちょい違うかもしれませんが、ご了承を!

まずはイントロの部分。譜面で
os1

キーエディターで
os2

Dマイナーの曲なので、Ⅰm7→Ⅳm7→♭ⅡM7→Ⅰm7ですね。E♭M7に浮遊感があって気持ち良いですね!これはDマイナーの下属調Gマイナーからの借用和音になります。

♭が1つ増えるだけでとても似ているスケールなので、ガンガン借用できます。E♭M7→Dm7とすることでトニックのDm7に戻っても終止感が出ないため、永遠繰り返すこともできます。ダンスミュージックには持ってこいのコード進行ですね!

続きましてAメロ部分。譜面で
os5

キーエディターで
os4

Ⅰm7/Ⅲ→♭ⅡM7→ⅡM7ですね。なんでわざわざDm7じゃなくてベースをFにするのかというと、E♭→E→Fという半音でのベースラインを作りたかった、そして次のBメロ部分もDm7から始まるため毎回同じコードから始まるのは嫌だからベース音だけでも変えとこうみたいなことですね。

また、FM7ではなくDm7/FにしているのはFM7の7thの音、Eを入れないでGマイナースケール感も出しときたいみたいな感じじゃないかと思います。なので、FM7→E♭M7→EM7でも循環できます!EM7がでてくることでグッとオシャレ度が増しますね。

続きましてBメロ部分。譜面で
os3

キーエディターで
os6

ここのコード進行とリズムはHouse感が出ててかっこいいですね!Ⅰm7→Ⅱm7→Ⅴm7→Ⅳm7/Ⅵです。Em7は♭を一つ減らしたDマイナーの属調Aマイナーからの借用ですが、あまり調性を考えるのではなくマイナーコードの連続がかっこいいから使ってるって感じです!

Gm7ではなくベースをB♭にするのも、常に上向きにベースが動くほうがアゲアゲでかっこいいから!!キーエディターを見てもらえるとわかるように、構成音がグングン上に向かってます。これこそアゲアゲです。アゲアゲにしたいときはこのコード進行を使ってみましょう!

最後にサビ。譜面で
os7

キーエディターで
os8

ⅢM7→Ⅳm7→Ⅴm7→Ⅴm7/Ⅶ→Ⅰm7→Ⅳm7→Ⅳm7/Ⅶです。ごちゃごちゃしておりますが、ⅢM7→Ⅳm7→Ⅴm7→→Ⅰm7→Ⅳm7→Ⅶ7をオシャレに分数コードを加えてみたってぐらいです。ベースラインがまた上昇気味でアゲアゲですね!

最後もGm7→Gm7/CとなっていてFM7に戻る準備万端ですし、これもダンスミュージックで永遠繰り返したいときに使いたいコード進行です!もう後はメロディ次第ですよ。

勢い余って全パターン載せていますが、多分あってるかと思います!

スポンサーリンク

最後に

循環するためのコード進行が山盛りの曲となっていますね!ダンスミュージック好きには聞き覚えのあるコード進行ばかりなのではないかと思います。

アゲアゲなダンスミュージックで、かつ美しいメロディを乗せてみたいなんて場合はどれか使ってみてはどうでしょうか?

GANO

こっちの曲もマジアゲだから!!



仕事依頼thumbnail

スポンサーリンク

関連記事

Vol.49 ディスコ好きベーシスト定番ソング!『Forget Me Nots / Patrice Rushen』

Forget Me Nots / Patrice Rushen どうも、GANO(@Past_Or

記事を読む

Vol.71 悪い人だけど、でもどうしても惹かれてしまう。『You’re a cad / The bird and the Bee』

You're a cad / The bird and the Bee どうも、GANO(@Pas

記事を読む

Vol.52 AppleのCMで聴いたことあるはず!『CHANNEL SURFING Feat. KOOL KEITH / FEATURE CAST』

CHANNEL SURFING Feat. KOOL KEITH / FEATURE CAST ど

記事を読む

Vol.4 強く働く女性へ向けた応援歌。『Know Who You Are / Pharrell Williams feat. Alicia Keys』

Know Who You Are / Pharrell Williams feat. Alicia

記事を読む

Vol.121 一時転調とコードのスライドによって気持ちの高ぶりを表現する1曲。『Don’t Take Your Time / Roger Nichols & The Small Circle of Friends』

Don't Take Your Time / Roger Nichols & The Sma

記事を読む

Vol.26 情けない男とそれをあざ笑う女。MVも強い女全開!『Smile / Lily Allen』

Smile/Lily Allen どうも、GANO(@Past_Orange)です。 僕には

記事を読む

Vol.135 ドミナントを多用し勢いをつけたダンスナンバー。『Chance and Fly feat. Hamish Stuart / The Baker Brothers』

Chance and Fly / The Baker Brothers どうも、GANO(@Pas

記事を読む

Vol.79 花嫁を奪って駆け落ち。それは道に迷うのか、それとも拓くのか。『Get Lost / Breakbot』

Get Lost / Breakbot どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

Vol.74 ただ単純に素直にクリスマスを楽しもう!『Wonderful Christmas Time / Paul McCartney』

Wonderful Christmas Time / Paul McCartney どうも、GAN

記事を読む

Vol.50 ディスコを今風ポップにアレンジ!『Wrapped Up feat. Travie McCoy / Olly Murs』

Wrapped Up / Olly Murs どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
    詳しくはこちら
  • 仕事依頼
    thumbnail