ライブハウスは食に絡ませていくべき。音楽は食事の従になれば良いのでは

公開日: : 最終更新日:2016/06/12 BLOG ,

先日遊びに行ったライブバーの話

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

先日、音楽関係の方のお誘いで同世代で活躍なさっているシンガーさんのライブを見に行く機会がありました。

場所は中目黒、もしかしたら初めて降りたかもしれないですね。とってもお洒落な街という印象を受けました。

ライブハウス、というよりもライブバーでしょうか。音楽の生演奏が楽しめるお食事処といった感じで店内はとても綺麗でした。

少し驚いたのがそのライブバーがあった場所。商店街沿いにそのライブバーが他の店と同じようにあったんですね!

きっと防音設備は完璧でしょう、お洒落な雑貨屋や飲み屋が並ぶ中にあるライブバー。

音楽好きじゃなくてもフラッと入っておつまみをつまみながら音楽を聴くなんて素敵じゃないですか。

僕はあまりライブハウスに足を運ぶような人間ではないのでイメージばかりが先行してしまいますが、ライブハウスって地下にあって暗いし危なそうだし汚そうって思ってなかなか入れないんですよね。

そんなマイナスなイメージがまったくないライブバーでして、こんな場所がもっとあれば良いのにって思いました。

がしかし、それも高望みだったのかなと入ってから思ってしまったのです。

スポンサーリンク

ライブバーの高額な入場料と強制的ワンオーダー

最初に断っておきたいのですが、お誘い頂いたライブ自体はとても良いものでして、4組のバンド・シンガーソングライターさんたちが出演されていたのですがどの方々も魅力的でした。

このような方々が近くの商店街で毎日ライブをやっていて、フラッと入って飲みながら食べながら聴けたらなんて嬉しいことだろうと思いました。

でもね、どうやらフラッと入れないようなんです。

まず、そのライブバーは入場料が3500円だったんですよ。

その日の出演者の方々によって値段が変動するのかもしれませんし、入場時間によっても変動するのかも(これは多分しないな)しれませんが、何がなんであろうと3500円は高い。

そんなことを思いながらライブを楽しんでいますよと、演者が曲間にトークをしている際店員さんから

「お客様には必ずワンオーダーを頂いています。何かご注文をお願いします。」

とのこと。

僕は笑顔で

「では白ワインを1杯お願いします。」

と言いました。

でね、2度とここには来ないだろうなと思いました。

入場料3500円+ワンオーダー(この時の白ワインは600円でした)が基本のライブバーにフラッと入れますか?

お客さんを見渡しましたが、ご高齢の音楽が好きそうなダンディなおじ様か演者さんのお知り合いの方だけのように感じました。

つまりお知り合いと音楽好きのお金を持っている人しかその場にはいなかったってことなんです。

フラッと「ちょっと酒飲み行こう!そうだ、極上の音楽が聴けるところがあるぜ」って入る若者なんかそこにはいなかったんですよ。

これじゃ音楽、生演奏はいつまでたっても人々の身近なものにはならない。知り合いと金持ちのご老人相手に音楽を聴かせてもその素敵な音楽は広まってったりしないんですよ。

ライブ終了後に出入り口付近で演者の方々が物販を含めお見送りをされていましたが、どんなに極上の音楽だったとしても僕にはそのCDを買うお金はなかった。

非常に残念な気持ちで帰ったのを覚えています。

スポンサーリンク

ライブバーは食事が主で音楽はおまけだ

ライブバーは食事が主で音楽はおまけだ。

僕も音楽を作る人間だからこんなことはあまり言いたくないが、その日はそう感じたんです。

好きなミュージシャンのライブを楽しみに行って、プラスお金を払って食事を取るなら問題はないですよ。

だから僕はビルボードライブ東京に行くんです。ここも高いけどね、ライブ中にオーダーをせがんできたりはしない。


何回も言いますが、ライブバーでは食事が主で音楽はおまけだと僕は思うんです。

飲みに行こうよ、そうだバンドの生演奏も聴けるあの店にしよう

食事が主、音楽が従。

音楽を楽しみたい!って人は年代的にどの層が一番厚いのかな。

とりあえず飲める年齢ってことで大学生だとすると、大学生がフラッと4200円払ってライブバーに入ってついでにお酒もう1杯と2000円のお食事代を払えるわけがない。

払えたとして、それが月に何回できるか。絶対に「フラッと」ではないですよね?僕が20歳の時は6000円をフラッと払ったりできなかった。今もできないけど

もし音楽を従ではなく主にしたいなら強制ワンオーダーはおかしい、入場料3500円に含ませるべき。

「いやいや、4グループが生演奏してくれてプラス1ドリンクサービスで3500円って安すぎない?ミュージシャンの生活を考えてないよね!」

そんな声も聞こえなくもないですね。

20代の僕らの世代、もしかしたら30代もかもしれないけど、その金額は高すぎる。

だったら1バンドだけ生演奏で1000円にしてくれたらいいじゃないですか、ワンドリンク付き1500円だったらまぁ普通です。

ですが、それをやっているのは地下の暗い汚いライブハウスなんでしょ?入りづらいよ

中目黒という場所がその価格に引き上げたのかもしれないし、綺麗で入りやすいライブハウスで1500円をやっているところもあるのかもしれない。

でもそんな事は普通の人にはまったく届いていない、飲み屋に入るみたいに「ちょっと音楽聴いてく?」は選択肢に入っていないんです。

ライブバー側はその料金体制を見直すべきだし、演者の方々も出る場所をしっかり選ぶべきです。

どんなところでライブを見たか、ライブバーの印象を含めて「今日のライブはどうだったか」になるんです。

もっとお店のサービスが良かったら、料金が安かったら。

もしかしたらもっと生演奏が素敵なものに聴こえたかもしれないし、CDを買って帰ったかもしれない。

そんなことを考えてしまう帰り道でした。続く

GANO

俺のシリーズなんか素晴らしいと思います



仕事依頼thumbnail

スポンサーリンク

関連記事

2016年7月報告。ブログ10.4万PV、収入16.9万円。初の10PV越え、ブログは育てるものだと実感しました。

2016年7月報告。ブログ10.4万PV、収入16.9万円。 どうも、GANO(@Past_Ora

記事を読む

iMac&Yosemiteとの出会い。Mac BookからiMacに乗り換えました。前編

iMac&Yosemiteとの出会い 全編 どうもGANO(@Past_Orange)です。 年

記事を読む

Kindle Paperwhiteを買いました。合わせて『七つの大罪1〜13巻』を大人買いしました。

Kindle Paperwhiteいい感じ どうも、GANO(@Past_Orange)です。

記事を読む

去年の今頃は大手レコード会社の1次オーディションに受かり、本社で歌ったり面接したりしてベタ褒めされた挙句何もなく帰されました

手当たり次第デモを送りまくってた日々 どうも、GANO(@Past_Orange)です。 去

記事を読む

ライブを楽しめる飲食店で最近話題なのがそういえばあった。俺の◯◯シリーズだ

昨日の続きだよ まずは昨日の記事。 星川さんの記事を読んで、課題があるけどあったらいいよね!

記事を読む

僕がクラシック音楽、特に現代音楽に抱く恐怖心と不快感。

前回記事から どうも、GANO(@Past_Orange)です。 前回こんな記事を書きました。

記事を読む

音楽の専門学校には入らない方がプロになるには近道かもしれない

音楽の専門学校には入らない方が近道 どうも、GANO(@Past_Orange)です。 プロ

記事を読む

2017年3月報告。ブログ万7.1PV、収入14.6万円。月例業績報告は今回がラスト!

2017年3月報告。ブログ万7.1PV、収入14.6万円 どうも、GANO(@Past_Orang

記事を読む

八百屋が使う業界用語を紹介します!

業界用語って、良くないですか? どうも、GANO(@Past_Orange)です。 日々八百屋アピ

記事を読む

音楽で飯を食いたいなら自炊から節約を始めよう!自炊は節約以外もいいことがある

自炊は節約のためだけではない どうも、GANO(@Past_Orange)です。 前回の記事

記事を読む

  • gano1
    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
    詳しくはこちら
  • 仕事依頼
    thumbnail