Vol.153 決して終止しない循環ディスコソング! 『LA PA PARADISE / BRADIO』

公開日: : 最終更新日:2018/07/23 ANALYZE

LA PA PARADISE / BRADIO

どうも、GANO(@Past_Orange)です。

ディスコリバイバルもそろそろ終わり? いや、日本では爆発していない状態です。

そんな中、王道中の王道ディスコソングを出したバンドがいます。

今回紹介するのはこちら!


BRADIO-LA PA PARADISE(OFFICIAL VIDEO)

日本のロックバンド、BRADIOの2017年の楽曲になります。

どうですかこのディスコな感じ。見た目もMVもディスコですよね!

すぐさま思いつくのはやはりEarth, Wind & Fireです。


Earth, Wind & Fire – Let’s Groove

このダサかっこよさ、BRADIOもしっかり出てますよ!

では、歌詞とコード進行を勉強していきましょう!

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LA PA PARADISEの歌詞について

歌詞の一部を引用して見ていきましょう。

LA PA PARADISE
2人で行こう ここではないどこかへ
心躍る 明日がきっと待っている

繰り返されるサビ部分ですね、非常に前向きな歌詞だとわかります。

この歌詞だけで、2人のラブソングであり、今現在の状況は明るくないことがわかります。

こんなところからは2人で逃げ出しちゃおうよ! そんなメッセージシングに聞こえますね。

Go to the 宇宙のファンタジー
余計なものは脱ぎ捨てて
濡れてる夢中のエクスタシー
そんなお前を待ってる

「宇宙」だったり「ファンタジー」だったり、ディスコソングの世界観がもろ出てます!

「脱ぎ捨てて」であり「濡れてる」であり「エクスタシー」。これもディスコでセクシーな世界観。定番の流れですね。

ついでに相手を「お前」と呼ぶ強気な感じもファンクです。非常にファンキーな曲!

歌詞全体を通してこのような内容になっていますね。

深みよりも愛と楽しさを重視した内容となっています。

歌詞を書く際の参考にしてくださいね。

続いて、コード進行との関わりです。

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LA PA PARADISEのコード進行について

ではコード進行を見ていきましょう。

ここではコーラス・ヴァースと考えていきます。

コーラス

コーラス1 譜面で

キーエディターで

LA PA PARADISEのキーはBメジャーです。

E→F#→D#m→G#mなのでⅣ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵmです。

定番の循環コード進行ですね!

最後のG#mからベースをF#へ動かして頭のEへ戻っていくと非常にスムーズに繰り返すことができます。

今回はコーラス・ヴァース形式で書いていますが、ABサビ形式なら、サビとAメロのほとんどがこのコード進行になります。

使いやすく明るいコード進行です。

Suddenly I See / KT Tunstallやショコラ・ティアラ / 三村かな子 (CV:大坪由佳)では同じコード進行が使われています。



セブンスを加えたコード進行を使ったWrapped Up feat. Travie McCoy / Olly Mursもどうぞ。

コーラス2 譜面で

キーエディターで

F#m→B→E→C#m→D#mなのでⅤm→Ⅰ→Ⅳ→Ⅱm→Ⅲmです。

ヴァースに入るちょっと前でコーラス1の代わりに使われるコード進行です。

ここでのBはトニックのBではなく、下属調のEメジャーからの借用になります。

なので前半F#m→B→EはまるまるEメジャーからの借用、トゥーファイブワンになっていますね。

この部分のみちょいと浮遊感が生まれているのは、下属調からの借用があるからです。

Eで終止してしまうとコーラス1のコード進行頭Eへはそのままで変化がないので、後半にC#m→D#mをつけて流れをよくしている感じです。

Back Seat Lover / Mayer HawthorneやA Dream Goes On Forever / Todd Rundgrenでも似たコード進行が使われています。


ヴァース

ヴァース1 譜面で

キーエディターで

Asus4→Bsus4なので♭Ⅶsus4→Ⅰsus4になります。

sus4コードは第3音が抜けているためメジャーなのかマイナーなのかわからないですよね。

そのsus4コードをスライドして2発、メジャーなのマイナーなの? 転調したのしてないの? そんな不思議な気持ちになるコード進行ですよね。

変化が起こる予兆のようなコード進行だと感じます。

ヴァース2 譜面で

キーエディターで

Asus4→Bsus4→B/D#→B/F#なので♭Ⅶsus4→Ⅰsus4→Ⅰ/Ⅲ→Ⅰ/Ⅴです。

ヴァース1の後半にコードをプラスした形ですね。

Bsus4がBに解決したことにより、メジャーの明るさと解決の気持ち良さが生まれています。

さらに分散コードでトニックでの終止感を出さず、コーラスに戻っていく期待感を出しています。

多くのコードを使わずベースをどこに置くかで変化をつけている曲だと感じます。

↓GANOが作った作曲ツールです!↓
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最後に

王道中の王道なディスコソングでした。

こうもど直球だと大ヒットしないのが日本ですが、恥じらうことが恥ずかしいとダンシングする日本に変わるのでしょうか?

ディスコソングよ広まれ!

GANO

ディスコリバイバルはここから



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    作詞曲家・DTMer・WEBライター。DTMを中心に歌モノ・BGMを制作しています。シティポップ系やブレイクビーツなどを好んでます。
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